23/24
Twenty‐four Seasons Cooking

生姜あんの七草粥

2018.01.05

MINOR COLD

小寒

小寒は1月5日から1月19日まで。
新しい年が始まって、寒さが厳しくなってきたなと感じる頃。
1年で最も寒いこの時期に旬を迎えるのは春の七草。
七草粥は年末年始のごちそうで疲れた胃を休めるために
受け継がれてきた日本の伝統食。
今年は焼いたお餅や生姜あんを加えて、ひと手間かけた七草粥を作ってみよう。
体に優しい温かいものを食べて、新年を健やかにスタートしたい。
今日の主役の七草。
せり、なずな、ハハコグサ、はこべら、
ほとけのざ、すずな、すずしろ、
七草は手に入るものを2、3種用意します。
お米からおかゆを炊きます。
米を洗い、1時間程水につけておきます。
土鍋に米と米の5から7倍の水を入れて
蓋をして強火にかけます。
沸騰したらごく弱火にして
30分から40分煮ます。
煮立たせないことがポイント。
吹きこぼれそうならふたをずらします。
七草はよく洗い、
熱湯にくぐらせてから細かく切ります。
生姜あんを作ります。
生姜は皮をスプーンでこそげ取り、
すりおろします。
小鍋にだしと調味料を入れ煮立たせ、
水溶き片栗粉でとろみをつけます。
すりおろした生姜を加えて火を止めます。
お餅は食べやすい大きさに切り
トースターで焼きます。
おかゆが炊き上がったら、
塩少々を加えて茹でた七草、
焼いたお餅をのせます。
仕上げに生姜あんをかけてできあがり。
できたてをすぐに味わいましょう。
そのままテーブルに持っていける
雑炊鍋や蓋つきの器を使うと
温かさが続き一層
おいしくいただけます。
胃を休めるためとはいえ、
ちょっともの足りなさを
感じてしまう七草粥。
ちょっと味や食感の変化をつけたり、
使う器を変えてみることで
満足感も変わってくるものですね。

-today's item-