和食器で楽しむ二十四節気の器と食事

白露は9月8日から9月22日まで。
白露は草木の葉に白い露が宿るという意味で
日中はたまらない暑さでも、澄んだ空気や朝晩の風に秋らしさを感じる頃。
9月13日は中秋の名月。秋の食材で作った素朴なお菓子と
丁寧に淹れたお茶を用意して、今夜はお月見を楽しみましょう。


秋の風情を感じる季節に似合う
温かみや落ち着いた雰囲気を感じる器を使って、お月見のテーブルを整えます。


米粉と砂糖、水をよく練ったものを蒸したら、手早くすり鉢でつきます。
ひと口サイズに丸めたら、お月見団子のできあがり。
お月様に見立てた黄色のお団子は、かぼちゃペースト入りです。


お団子は、素朴さと凛とした雰囲気を持ち合わせた器に盛りつけます。
脚付きなのでお団子を盛ると、いっそう立体感が際立ちます。
気分を盛り上げてくれる器があると、楽しい時間が過ごせそう。

ローブ 高台皿


小鍋にりんご1つ分と砂糖、白ワイン、レモン汁を入れたら中火にかけます。
小さな土鍋と材料が熱くなったら、とろ火にして後は鍋まかせにしておくと
たった15分でしっとり柔らかな煮りんごができあがります。

ラグー S


お月見にぴったりのうさぎをモチーフにした豆皿。
手で形作られた柔らかなシルエットと味わいのある素材感が特徴。
うさぎの愛らしい柄で、落ち着いたテーブルにも自然となじみます。

手おこし豆皿


温かくて香ばしいほうじ茶は
口すぼまりのシルエットが印象的な湯呑みと茶托のセットに。
上品なたたずまいで、丁寧にお茶を淹れて味わいたくなります。

ルポゼ 筒湯呑み

ルポゼ 茶托

少しおもてなし感があって、ほっと一息つけるような雰囲気のコーディネート。
素材感のある白い器を中心に、紫やアメ色をポイントにしました。
花形の楕円皿にいろいろと盛り合わせたら、素朴なお菓子も華やかな気分で楽しめます。

秋の澄んだ空気を感じながら、いつもより丸くて大きなお月様を愛でる。
あっという間に過ぎていく季節、ちょっとだけ足を止めて楽しみたいものです。

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