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ポズドラ-2017.09.04 Mon

ブログで毎日ご紹介してきました新作の販売が本日スタートしました!
今後はインスタグラムでも食事とともに紹介していきますのでそちらもぜひご覧下さいね。


さて、今日は2017秋冬のデプリアントカタログにも登場していたポズドラをご紹介したいと思います。




ポズドラはチェコ語で「あいさつ」という意味なんです。
ブルーベリーは「ありがとう」、シナモンは「元気?」、ローリエは「こんにちは」。3色それぞれ書かれている言葉が違います。
食卓にあいさつが飛び交う様子をイメージして作られた器ですが、食卓の上の器たちもおしゃべりしているようでかわいらしいです。





そんな文字にはこだわりがあるんです。
チェコ語のあいさつの部分、文字がただ書かれているわけではありません。
実は、撥水をつけた判子を使って表現されています。
職人さんが一つひとつ、凸文字と対角に判子が押せるように印を付けて、素焼きした素地に判子を押しています。
撥水をしているので釉薬(器のガラス質の部分)が文字の部分だけはじかれて素地の色が見えて文字が出てきます。

判子の押し具合や撥水によって、「d」が「o」見えてしまったり、「r」が「l」に見えてしまったり…となかなか難しいのですが、判子だからだせるやさしい文字の雰囲気や温かみがあります。
凸文字との対比もあり、1枚の中で変化がある器です。






ポズドラのプレートは釉薬が濃くかかっている部分がきらきらと光って見える事があります。
これは釉薬の掛け方や窯の焚き方で変化してしまうのですが、釉薬が結晶になって、小さな結晶が集まることで光って見えます。
何枚か手に取って見比べてみると光の当たり方によっても表情が違って面白いですよ。





2017秋冬のデプリアントでは、作りおき常備菜レシピのP41「ピーマンのおかか醤油」にポズドラが登場しています。
ピーマンの緑がポズドラシナモンの飴色に映えていて綺麗です。
ポズドラは副菜にぴったりです。最近はおかずを作り置きされる方も増えていますね。同じおかずでも、盛る器でがらっと雰囲気が変わるので、ぜひいろいろ挑戦して頂きたいです。





また、お茶の時間にお手持ちのマグカップと組み合わせてソーサーとして使うのもおすすめです。
これなら来客時も取り皿として使ったり、ソーサーとして使ったり、と臨機応変なポズドラのおかげでおもてなしも楽しくなります。

1枚あるだけでも可愛らしいですが、
「日常の毎日の食事から楽しくする」という思いが込められた新作との組み合わせもぜひ楽しんでいただきたいです!


気になった方はこちら

*東京ギフトショー*明日は一般来場可能な日!-2017.09.01 Fri

現在、東京ビッグサイトで行われている

「東京ギフトショーLIFE×DESIGN」。

新作の発表を兼ねて、マルミツポテリは毎度出展をしていますが、

通常は小売店様等、業者様に向けて開催しているもの。


ですが、明日9月2日は一般のお客様もご来場ができるんです!

しかも、実際にブースでは器のお買いものをお楽しみ頂けます。


新作も、一部の在庫のあるものは在庫をご用意しております!


一般の方は招待券をプリントアウトして、当日お持ち頂ければ入場無料となります。
※招待券がない場合は入場料が必要(¥2,000税込)です。

招待券のダウンロードはこちらから行うことができます。

ギフトショーの一般向け公開は初めての試み。

スタジオエムが秋冬に向けて考えた楽しい食事の提案を、ぜひともご覧にお越しください。

【2017秋冬新作紹介 vol.12】ジュメルストライプ-2017.09.01 Fri

JUMELLES STRIPE /  ジュメルストライプ





スタジオ エムではオリジナルの柄でリネンの生地も作っています。
染めから織り、縫製まで、国内で生産しており
品質とデザイン性の高い商品づくりをしています。
 
爽やかなブルーが印象的なストライプ柄。
すんなりと日常にとけ込んでくれるような、
親しみやすさがある生地です。


【 企画のこだわり 1 】 青と紫の中間の色





青や紫の生地も好きですが、
青色のベースのさわやかさと  植物のような色味で、
一言でいい表せない深みのある色にしたい。
 
ぱっと見は青だけど、少し赤みのきいた群青色を淡くしたような色、、、  
本番の色に染める前に、色試験を繰り返してイメージの色を決めていく。  

イメージの色に近い紙製の色チップや手持ちの生地端などを集めて、メーカーに色試験を依頼します。
青色の糸色サンプルが上がってきました。  
いつもながら、リネン糸を染めた時の色の綺麗さにうっとりします。
   
この中から織り上がりをイメージして色を選んでいきます。  
どの色も良く見ると微妙に違っていて、
 他の糸色と組み合わせて見え方を見たり、
 器との(特に新作)相性がどうか、合わせて見たり、
  織り上がったときの他の糸とのバランスも考えます。
 
他のものより淡い色目が柔らかさや爽やかさがあることと、
新作に渋めの土ものの器が多く、
爽やかな生地の方が相性がいいと思ったことなどから 
☆マークの色に決めました。    


【 企画のこだわり 2 】 糸使い  


生地の端(耳の部分)


ジュメルストライプは、シャンブレー生地をベースにした仕様です。  
シャンブレー生地とは、縦糸に色糸、  
横糸に白糸などを使って平織り
(交互に規則的に交差した織り方)にした生地のことです。  

写真を良くみて頂くとわかりますが、  
ヨコ糸はすべて同じ色の生成糸が入っています。    
白糸ではなく生成色がはいることで、  
全体に素朴感やナチュラル感が増すよう思います。  
また、2本並んだタテ糸は白糸を使いました。  
全体の中でストライプ柄がはっきりしました。
   
織りの組織を細かく見る機会は少ないかもしれませんが、
 こだわりの工夫がたくさん施されていますので、
 たまによーく見てみるのも面白いですよ。    


【 企画のこだわり 3 】 リネンであること





リネン100%の糸で織り上げた生地であること。

リネン素材の製品をお持ちですか? できることなら、
なるべく日々使ってお洗濯を繰り返して、
リネンの持つ素材感を近くで感じてほしいと思っています。

洗濯したてで、お日様が良く当たって乾燥したものはバリバリします。
そのかわり、ぐんぐん水を吸い取って乾かしておくとまたすぐに乾燥します。
長い間使っていくうちに生地は少し柔らかく、くったりしてきます。
繊維もあまりでなくなり、
食器を拭く際にも重宝します。
バリバリになったり、少し水分を含むととたんに滑らかになったり、、
サラサラとした肌触りだったり、
いつの間にか変化するリネンの感触に愛着を持って使うようになります。

ランチョンマットやテーブルクロスはイベントごとの演出に使ったり、
お気に入りのリネンを少しずつ集めて、
その日の気分で選ぶ食事の時間も楽しいものです。
またエプロンやギャルソンは使ううちに、
少しづつ体に馴染むように変化していきます。

ぜひ、リネンを身近に置いて使い心地を楽しんでください!



企画(は)

【2017秋冬新作紹介 vol.11】グルマン-2017.08.31 Thu

GOURMAND / グルマン


赤土と透明感のある瑞々しい釉から生まれる豊かな風合い。

丼や麺など銘々の器としても、サラダ、惣菜の盛り鉢にも使えるサイズ。

そして盛り映えする形。

料理を生き生きとみせ、深い飴色と瑠璃色がテーブルをぐっと引き締めます。


【企画のこだわり1】風合い豊かな土と釉薬


赤土と瑞々しい透明感のある色釉から生まれる、風合い豊かな表情。

その景色は一つひとつ異なり、器の個性となっています。


手作業でかけた釉薬は部分ごとに厚みが異なり、

そして高温の窯の中で溶け出し、流れを作り出す。

その両方が合わさることで、複雑な色の濃淡が表れます。


また貫入とよばれる釉薬の細かなひびや、縁や釉の薄い部分にでる焦げ目など

土ものならでは深い味わいがよくでた器に仕上げました。


グルマンの表面をなでると土の質感や荒土の粒の凹凸を感じます。


今回つかった赤土は、いくつかの種類を窯屋さんがブレンドしてつくった土。

上にかける釉薬との相性と表現したい土の質感、粒感のバランスを考慮して、

調整したオリジナルです。


土に含まれた成分の影響で、釉薬はより表情が豊かになり、

ブレンドした土の粒は器の表面や縁にあらわれ、土ものらしい魅力を放ちます。


季節、温度や湿度、窯の中の置かれた場所、釉薬のかかり方等、様々な条件が合わさることで、

ひとつとして同じものがない、それぞれ個性を持った器に焼き上がります。


私たちも今回はどんな焼き上がりかな、と窯屋さんから器が届くのを楽しみにしています。


【企画のこだわり2】大きさと形


土と釉の風合いを最大限に生かすため、形状はたっぷり大らかに仕上げました。


そしてサイズはデザインを担当した企画(小)が、

自宅で実際に使っていて使いやすい器のサイズを参考に決めました。


グルマンのこの大きさはどんぶりとしては小ぶりですが、

例えば銘々で汁なしのうどんやチリコンカン風の丼もの、一皿で満足できるカリカリに焼いたパンを入れたサラダなどに使いやすいサイズ。


盛り鉢としては、煮物や漬け物、野菜のソテーなど。


ぱっと見は和食が似合いそうな雰囲気ですが、こういった表情豊かな陶器にあえて洋風のお料理を盛りつけると

一気におしゃれ度が増すのでおすすめです。


縁が外に少し反った形状は、器に広がりを与え、

盛りつけた料理をよりきれいに見せます。


盛り面が小さくゆるやかなカーブを描いているので、中央に料理をのせるだけでバランスが取りやすく、盛りつけしやすいです。


個人的にはグルマンを夜食を食べる時につかいたいな、と思っています。

小ぶりなサイズで量が多くなりすぎないので、食べ過ぎずにすみそう。

ちなみにこの記事の2枚目の写真の中華麺は通常の一人前よりすこし少ない分量です。

あとはおかゆとかお茶漬け、具だくさんのスープにもつかいたいです。


グルマンはスタジオエムの中でも特に風合い豊かな器のひとつ。

ぜひその本格的な風合いを食卓に取り入れてみませんか。


企画(お)


【2017秋冬新作紹介 vol.10】リアン-2017.08.30 Wed

LIEN /  リアン



凛とした上品さと、

テーブルが明るくなるような華々しさのある器。

焼物皿と取皿の2サイズ展開。
焼物皿は切身魚はもちろん、
春巻きのような揚げ物や天ぷら、副菜の2品盛りもおすすめです。
取皿は和え物や漬け物を取りわけたり、
和菓子などを盛り付けても可愛らしいお茶の時間になりそうです。

【 企画のこだわり 1 】 木瓜型(もっこうがた)




花びらのような形状をしていますが、
木瓜型といい日本の家紋や模様のひとつです。
瓜を輪切りにした断面に似ているとか、
鳥の巣の形を図案化したものといわれ、
子孫繁栄を意味する形として昔から親しまれてきました。

古典柄だからか、凛とした雅な品があり、
丸や四角い器がメインだったテーブルに登場させると、
ぐっとテーブルが華やぎます。

ふくよかなカーブで、できるだけ華やかさを意識しましたが、
同時にあまり大きく花びら部分が際立って突出しないように、
品と華やかさのバランスに気を配りました。

高台も同じく木瓜型にすることで形の完成度も増したように思います。

日常使いはもちろん、おもてなしの席でも品良く料理を盛り付けられるので、
年末に向けてのイベントごとやパーティーなどでも活躍する縁起のよい器です!


【 企画のこだわり 2 】 手作りの土原型


修正前


実はリアン、最初はこんな形でした。
木瓜型に変わりはないのですが、
本物との違いがわかりますか?


左右対称、生地感も均一で整っていますが、
なんとなく硬い感じで、リムの段差も強く見えてしまっています。

もう少し、柔らかさや華やかさを見せることはできないだろうか、、、
動きのある表情や、自然な華々しさをどうやって表現するかが課題になりました。

通常は商品の原型(石膏でできた器と同じ形のもの)をつくる際、
石膏を削りだしてつくることが多いのですが、
石膏の持つ固さのようなものが、
リアンが表現したい華やかさを表現するのに向いていなかったと思います。

ここではやはり、土で原型を作って自然な揺らぎや、
手作りのようないびつな部分を見せることで、
解決するのではないか思いました。

そしてその形状を石膏に写し取り、そのまま石膏原型を製作していきました。

土から原型を作ったはじめてのサンプルができてきました。
ショックなことに商品化できるものではありませんでした。
土の揺らぎやいびつさが顕著に出過ぎていてガタガタのユラユラ、、、

商品として使いやすく、また気持ちよく土のいびつさが感じとれるくらいになるまでに、
原型修正とサンプルを繰り返し約半年間もの時間を費やしました、、、。


完成形 リアン 焼物皿


そしてやっとバランスを調整しながら、程よい揺らぎやいびつさを実現できました。


【 企画のこだわり 3 】 土




白くて釉薬の発色も良く丈夫な磁器土を使うこともできました。
ですが、どうしても白土に含まれる自然な鉄分や、
釉に奥行きが出るようなムラ感は土ものならではの風合いです。
なにより、せっかく土から作った原型の自然なニュアンスを表現するには、
土もの以外考えられませんでした。


こうして何度も修正を繰り返して完成したリアン。
石膏では表現できないような、少しいびつなラインや不揃いな縁取りを、
使い勝手よく楽しんでいただけます。

「おみやげにおいしい鯖寿司を買ってきたよー!」なんて日にも、
リアンの出番です。
寿司のようなちょっといい食材や料理も、
器と料理がそれぞれを引き立て合ってさらに艶やかに美味しそうに魅せてくれます!

企画(は)

展示会の様子-2017.08.30 Wed


本日から東京インターナル・ギフトショーLIFE×DESIGNに出店しています。

昨日一足先に東京入りした営業(す)と(ほ)から、

恒例の「無事にブースが完成しました」のお知らせが届きました。

 

 

本社併設のショールームで、ディスプレイ等は完成させていくものの

実際にどんな雰囲気になるのかは、会場に行ってから初めて分かるので、

後発組はいつもビッグサイトに着く前はドキドキしてます。

 

 

 

 


素敵なブースに仕上がったみたいですね!

 

今回目印は真っ白な壁にstudio m'のロゴ。またドアと窓がついた四角い家をイメージしたブースになっています。

中央のドアから入ると……素敵な空間が待ち受けているそうですよ。

  

こちらはぜひ会場でのお楽しみです。

 

8ホール入口から近い場所です。


最終日9月2日(土)は一般の方も来場できて、

スタジオエムのブースでは販売もします。

新作も在庫のあるものは販売しますので、

ぜひ、ブースの雰囲気を感じながら

お買い物を楽しんでいただければと思います。

詳しくはコチラ>


スタッフ一同お待ちしております。

 


営業(は)

 

【2017秋冬新作紹介 vol.9】十草浅鉢-2017.08.29 Tue

TOKUSA ASABACHI / 十草浅鉢



丁寧に描かれた十草模様が料理を引き立てる。


十草模様は日本で古くから親しまれてきた伝統的な柄のひとつ。

そんな十種模様を内外に施した、使いやすい浅鉢のシリーズができました。

放射線状に広がる、手描きのラインの魅力に惹き込まれます。


【企画のこだわり1】職人技が光る手描きの十草模様。


この器の一番の特徴は、なにより手描きで丁寧に描かれた十草模様。

十草模様は植物のトクサの真っすぐにのびる姿を図案化した定番柄です。

トクサは乾燥させるとやすりのようにつかえ、金を磨くと光沢が増すことから、縁起のよい柄とも言われています。


この十草浅鉢を製作してくれているのは、先日紹介した「麦藁手飯碗」と同じ窯屋さん。

こちらの器の絵付けも丁寧にしてくださっています。


今回の十種模様は32分割。

下絵付けした部分は乾いてからも触るとこすれてしまうので、

一度描いた部分には触れないように注意しながら、1本ずつ丁寧に線を引きます。


十種模様は内側の線が中央で一点に交わります。

内側のラインを口元から中央に向かって、放射線状になるように描いていきます。

まず4等分、それぞれの間に線を引いて8等分に。

そして、16、32と等分していくと均等になります。

外側は口元に見える内側のラインを基準にフリーハンドで。


内外両側にそれぞれ線を引くので、合計するとなんと1つの商品に付き64本も線を描いているのです。


線の濃淡、太さの強弱、揺らぎ。

丁寧に描かれた繊細で味のある線に惹きつけられます。


【企画のこだわり2】白土の優しい風合い。


十種浅鉢の生地は白い陶土です。

すっきりとした優しい風合いの白に、ゴスとサビのラインがよく映えます。

麦藁飯碗と同じメーカーですが、こちらの浅鉢は粉引をかけないことで、

ベースの形と地の優しい白い色が生きて、より繊細さと優しい温かみのある器に仕上がっています。


【企画のこだわり3】料理をよりよく見せる、浅く広がった形状。

浅く、口が広い盛り映えする形。

古典的になりすぎず、シンプルで使いやすく。

何度もスケッチをして検討を重ねました。

口元だけがほんの少し丸みが強くなっていて、料理を包み込むような安心感があります。


中央に料理を盛って余白をつくることで、

十種模様のラインの効果も加わり、さらに料理に目がいきます。


煮物やサラダの取り鉢にしたり、少人数の盛り鉢としても使いやすい十草浅鉢。

口が広く盛り映えする形状と使いやすいサイズ感で、

古くからある定番の柄ながら、スタジオエムらしく現代の食卓で使いやすく仕上がっています。


食卓のアクセントにもなる十種模様。

ぜひその繊細な手描きのラインをお楽しみ下さい。


企画(お)

【2017秋冬新作紹介 vol.8】クルトン-2017.08.28 Mon

CRUTON / クルトン




シンプルだけど、存在感がある。
スープも、ごはんも、副菜も盛り付けられる。    


これまでにもスタジオ エムではシンプルな陶製ボールをつくってきました。
その度にもう少し容量が入れば、
いやちょっと大きすぎるのでは、
もう少しカラフルなものも欲しい、
などお客様や直営店 食堂ぺコリやマカロニのスタッフの声を参考にして
マイナーチェンジを重ねてきました、、、  


時を経て、やっぱりもう一度土もので温かみのある、
ごはんにも味噌汁にも使えるような、
ついつい毎食手にとってしまうようなボールをつくろう!となりました。

 
【 企画のこだわり 1 】 土と釉薬

まずはイメージに近い土を使って生産されている窯屋さんを探します。
良い風合いの土であっても、焼成温度が低く水漏れがはげしかったり、
釉薬との相性が悪かったり、思ったほど素材感が現れなかったり、
生産スケジュールが合わないところもあります。




そんな中ある窯屋さんの素材サンプルを見ました。
少し黄味がかった荒土、所々現われている鉄粉や小さな凹凸、
器面を覆う釉のムラ感、貫入、
すべてが調和して全体におおらかな気質ようなものを感じました。

この素材を使おう。
サンプルを手にクルトンボールの完成したイメージが広がりました。

   

【 企画のこだわり 2 】 盛り面の丸み

形状は素材をいかすべくできるだけシンプルにしました。
その方が使い勝手も、他の器との組み合わせも良いです。
そんな中にも、小さなこだわりがあります。  
        

            断面図



内側の盛り面に丸みをつけることで、
盛り付けがしやすく、且つ洗いやすくなっています。
副菜などをボールに盛り付ける際に、
底面が平らだと底面のコーナーが見えてなんとなく盛り付けがうまくいきません。
丸みがあると少量でも様になります。

 


内側を洗う際は汚れがたまりにくく洗いやすくなります。
器の中での箸やスプーンの運びやすさもスムーズです。
 

【 企画のこだわり 3 】 ロゴ  




荒土なので鮮明な表現が難しく、できるだけ大きく、
高台の内側いっぱいにロゴをデザインしました。
飴釉や緑釉は特に濃淡が出やすいため、
よりはっきりとロゴを浮き上がらせ、
シンプルでおおらかな雰囲気にロゴがバランスよく
アクセントになっています。  


クルトンボールは和食器としても洋食器としても使え、
スタイリング次第ではモダンなものや家庭的な感じ、
フランスの田舎で使われている様なアンティーク風の装いにも表情を変えてくれます。
食卓で使っている他の器と自然と同調するような懐の大きな器です。
 

組み合わせで変わる表情や、
日々使いながら変化して行く様は使う程に楽しみが増します。
何より、クルトンを一度手にとって温かみのある、
おおらかな風合いを感じてください。
きっと連れてかえりたくなると思います。

企画(は)

【2017秋冬新作紹介 vol.7】メトロン-2017.08.25 Fri

METRON /メトロン



飾り気のない無骨さが魅力のシンプルなキャニスター。


潔く無駄を削ぎ落した、円柱形。デザインも素材も無骨でまるでアンティークのような雰囲気。

塩や砂糖を入れてテーブルやキッチンの片隅に並べたいシンプルなキャニスターができました。


【企画のこだわり1】せっ器土の風合いを生かした、アンティークのような仕上がり。



このキャニスターは岐阜県高田の炻器土を使って作られています。

炻器土は昔から甕や釜飯、すり鉢などに使われている丈夫な素材。

きめが細かく、よく焼きしまるので、吸水性はほとんどありません。

そのため保存容器にも適している素材です。


吸水性がない素材としては磁器がありますが、磁器はきれいな白さが特徴。

それに対して炻器土はグレー味がかった色に焼き上がる、土の風合いが豊かな素材です。

今回のキャニスターは無骨なアンティークのような雰囲気に仕上げたかったため、

この炻器土を選びました。


色展開は白とアメの2種類。

「白」はせっ器土の生地の色、風合いをそのまま生かした透明釉の仕様。

せっ器土のありのままの土感を見て頂けます。

「アメ」は焦げ感やムラに個体差が出る、風合い豊かなアメ釉仕様。

こってりとしたアメ釉の色の濃淡、味わい深さを楽しめます。


また側面に入れた凹文字には釉薬がたまり、特にアメ釉は釉薬がたまった部分が濃く見えます。

シンプルな形状のポイントとなっています。


【企画のこだわり2】シンプルな形の細部にこだわりがあります。


シンプルな形状のため、その高さと口径の比率にこだわりました。

少しずつ縦横比を変えた図面で何度も検討し、いいバランスを企画チームで検討しました。

また蓋をよく見て頂くと、上面が少しだけふっくらと膨らんでいます。

このふくらみは図面を描いていて、意識したポイント。

この蓋の上面のわずかなふくらみが商品全体の素朴で温かみのある印象につながるのです。



そして蓋と身にはしっかりと厚みをつけ、道具らしさを出しました。

細身だけど重さがあり、どっしりと安定しています。


普段は見えない裏側のロゴもさりげないポイントです。


【企画のこだわり3】使い方いろいろ。ツールスタンドにもおすすめ。



メトロンはキャニスターとしてだけでなく、「ツールスタンド」にもおすすめ。


箸やスプーン、フォークを人数分入れて、食卓においたり。キッチンで料理する時にツールを立てたり。鍋をする時には食卓に。細身で場所をとらないのがうれしいですね。


あまりに大きなキッチンツールはバランスが悪くなってしまうのでおすすめ出来ませんが、スタジオエムのへらやお玉、菜箸などは試してみたところ問題無し。

ちなみに余った蓋はどうするかというと、料理中に菜箸を試しに置いてみたり。

直置きしたくない時にちょうど置き場としていいかもしれないですね。


他にも花瓶にしたり、小物入れにしたり、ペンでも立ててみたりと、使い方の想像が膨らみます。

ちょっとしたお菓子をいれてもかわいいです。あ、密封性はないのですぐに食べなきゃですね。

個別包装のチョコやキャラメルなどにちょうどいいです。


さりげなく佇む姿が魅力的なメトロン。

基本のキャニスターづかいだけでなく、ツールスタンドなど、ぜひいろいろな使い方を見つけてください。


企画(お)

【2017秋冬新作紹介 vol.6】麦藁手飯碗-2017.08.24 Thu

MUGIWARADE MESHIWAN / 麦藁手飯碗




愛知県の瀬戸で盛んに作られていた伝統的な図柄を用いた飯碗をつくりました!
麦藁をモチーフにした、 一本一本の線は繊細かつ大胆に描かれ、
みるほどに線のタッチや勢いに引き込まれます。
赤土に少し黄みがかった白化粧を施し、
その上から絵付けがされています。 
白化粧のふっくらとした風合は、素朴さをひきたて、
手の馴染みがよく、 日常使いながら、
手仕事から生まれる特別感を感じることができます。


 【 企画のこだわり 1 】 職人技

麦藁手飯碗の魅力は、職人技なくして語れません!
手描きならではの揺らぎや、
濃淡など一つひとつの表情の違いがいとおしくなります。  

実際に製作工程を少し見せて頂きました。




まずはサビ色の方から線を引いていきます。
中平は12分割、大平は14分割。
間が空かないようにサイズに合わせて、
間隔も中平、大平でそれぞれ変えていきます。
12分割だとまず十字に線を引いてキリよく線描きが進みますが、
14分割は十字に線が割れない中途半端な数字です。
最初は14分割に慣れるまでとても時間がかかったそうですが、
今ではきっちりほぼ等間隔に、
定規も下書きもなく最後の一線まで間隔を合わせていきます。



次にサビ色の線の間に橙色の顔料をのせていきます。
リズムよく、スピ―ディにどんどん麦藁手柄が仕上がっていきます、



瞬く間に描き上げていく職人技に、
ただただ、驚くばかり、、、
50年以上絵付けを続けてこられた職人にしか作ることのできない味のある飯碗です。

   

【 企画のこだわり 2 】 お茶碗の形  




昔からあるようなお茶碗型で、ちょっとどんくさい感じ、、、。
でもあんまりやぼったくなりすぎたくない、、、。
あまりに感覚的で、ふわふわとした話が企画ミーティングでされていました。
それでもたたき台の形を何パターンもスケッチして徐々に固まっていきました。
「どれも同じでは?」 と思われているかもしれません、、、
ですが、確かにできました。  

ちょっとどんくさくて、でもあまりやぼったくない形。



   

【 企画のこだわり 3 】 もったり釉  




口元の少し下あたりをよく見て下さい。
透明の釉が溜まって、少し白濁したような箇所があると思います。
釉が溜まって濃くなる部分は白濁します。
あえて不透明な部分ができる釉を使用することで、
全体になんとも言えない柔らかさのようなものや、
温かみが生まれるように思います。

 

そんな職人技とこだわりの形、素材が
ひとつに合わさって素朴で人間味溢れる仕様になりました。
瀬戸の伝統的な装飾を用いて、且つスタジオ エムらしい商品になったと思います。



白ごはんを盛りつけると素朴な生地感の中で白さが際立ち食欲が増します。
もちろん、素朴な玄米や郷土料理の五目飯などとも相性抜群、
日常の食卓でちょっと贅沢な食事の時間をお楽しみ頂けます。

企画(は)

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