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【2018春夏 新作紹介 vol.10】タブレ-2018.01.22 Mon

TABLÉE / タブレ


材料を下ごしらえしてオーブンに入れたら、あとは焼き上がるまで待つだけ。

豪華に見えるけど、意外と簡単なのがうれしい。

そんなオーブン料理をよりおしゃれに、おいしそうに見せてくれる器が欲しい。

そんな思いが詰まった新作のグラタン皿です。


みんなで取り分けられる大きなサイズから、パーソナルにつかう小さなサイズまで3サイズの展開です。


【企画のこだわり】形、取手


幅が細めのオーバル型に取手がついた形状は、他の食器とかぶらず、テーブルに変化が生まれます。


取手や縁は少しかちっとした形にして、シンプルで少し無骨なデザインにしました。

今回こだわったのは取手の大きさと厚み。

タブレの成型方法では分厚い物をつくるのが難しいため、取手のこの厚みを出すのに苦労しました。


取手の厚みを減らし、また取手を軽くして本体の歪みを生じにくくするために、

内側の見えない部分を凹ませて実はL字型にしています。

手に当たる部分に丸みをつけ、持ちやすくする工夫も施しました。

理想のデザインを実現するために図面を10回以上書き直し、職人さんとの打ち合わせを重ねてできあがった形です。


【企画のこだわり】3種類の大きさ


大きなLサイズは約940cc

副菜としては46人分くらい、メインとしては23人でシェアするくらいの大きさです。

このLサイズは特に見栄えがするので、パーティーのときにもおすすめ。

肉と旬の野菜を入れてオーブンで焼くだけで、簡単に洒落た一品が仕上がります。


1人でグラタンをたっぷりと食べたいときにぴったりなのがMサイズ。

630ccの容量なので大満足です。

サブのおかずなら家族で分けてもいいですね。

一般的なトースターにも入れて使えるサイズにしました。


そして一番小さなSサイズ。

容量は約190ccで、いわゆるココットの大きさ。

小ぶりなサイズで可愛らしいです。

オーブン料理や焼き菓子などにもいいですし、オーブン皿としてだけではなく普通の食器としてディップやパテ、ちょっとしたおかずを入れてもいい感じ。

プレートの上にのせて使うのもおすすめです。


【企画のこだわり】素材の温かみ


タブレは磁器土ではなく、少し黄色みがかった陶土を使用しています。

優しい土の色なのでさりげないですが、陶器の温かみがあります。

裏側は釉薬がかかっていいないので、素地の土の色が見えています。


そしてその裏面には職人さんが型に彫り込んだロゴがあります。

機械とは違う、手仕事の温かみを感じられる文字です。


色は清潔感があり、どんな料理にも合わせやすい白。

こってりとした深みのあるアメとオリーブの3色展開です。


家族で食べる毎日の食事にも、お客さんがくるときにも便利なオーブン料理。

タブレを使えばよりおしゃれに楽しく、食事の時間を演出できますよ。


企画(お)

【2018春夏 新作紹介 vol.9】レゼット-2018.01.19 Fri

LEZZET / レゼット


ハーブやスパイスを楽しむための器。

LEZZET(レゼット)とはトルコ語で風味という意味です。

すり鉢 S、L、レモン絞り、おろし皿の4アイテムをつくりました。



すり鉢を使って、ひよこ豆やブラックオリーブをすり潰してディップやペーストをつくる。

バゲットや生野菜をオリーブオイルにつけて食べる時、

銘々のおろし皿で好みの分だけニンニクを擦ってそこにオイルを入れる、

あとは塩やレモンなどおろし皿の中で好きな配分を試しながら料理を頂く。

自分好みのオイルが作られるのが楽しかったり、

この野菜にはこのオイルが合うとか合わないとか自然と会話が弾んだりもする。






ホールのブラックペッパーをすり鉢で叩き潰したときの新鮮な香り、

風味の良さは格別で、

カルボナーラの仕上げやポタージュスープなどにひとつまみ散らすだけで、

いつも使っていた市販の粗挽きこしょうはなんだったんだろう、、、と、

個人的にはペッパーミルよりも香りや風味は強くなるような気がしています。

潰れ具合が不均一だからでしょうか、、、



しょうがやにんにく、レモンも、好みの量を自分で擦ったり、絞ったりして、

食材の感触や新鮮な香りを楽しみながら、

食事をするのはどんなに楽しいだろうか、、、



そんなことを考えながら作ったシリーズです。




【企画のこだわり 1】 道具にもなる器





台所だけなく食卓の上で使ってもらえるような器らしさを意識しました。

台所の道具となると、丈夫さがもとめられて、強度のある磁器が使われたり、

シンプルな見た目で機能性が重視されていたりして、

食卓で使うにはどこか冷たい印象があります。


器としての、温かさや趣きのようなものをどう表現するか、、、、

まずは、温かみのある陶器で赤土を使いました。

釉薬も薄くなった部分は焦げがでたり、

濃淡でムラ感がでるような奥行きのでるようなものを選びました。


そうすることで、他の器との相性もよく、違和感なく

食卓でレゼットが楽しめます!



【企画のこだわり 2】 型職人が作り出す突起  〜おろし皿〜







おろす部分を最小限にし、

銘々のタレ皿として大きすぎないサイズ感。

陶製ではあるがスムーズに食材を擦ることができる。

また、突起部分に触れても切れるような怖さがなく、

擦る食材が小さくなっても安心して最後まで擦ることができる。

金物のおろし器に比べると突起部の作りがシンプルでいりくんでいないため簡単に汚れも洗い落とすことができる。



そんなおろし皿ですが実現するまでに大変な手間と労力がかかりました。

それは小さな突起を生みだす工程で、

型職人の仕事です。

量産するためにまずは、石膏でできた原型をつくります。

石膏でできた突起部分は大変繊細で壊れやすく、

何度もかけた部分を修復したり、尖り具合が少なくもっと尖らす修正をしたり、

細心の注意を払いながら、量生産用の型を作りました。

下の写真がその石膏でできた「量生産用の型」です。

細かい三角の突起が並んでいる様は美しさすら感じます。








【企画のこだわり 3】 種とり 〜レモン絞り〜






レモンを絞って飲み物やお菓子づくりに使う時、

気になるのはレモンの種。

上手にすくわないと種がぬるぬるしてうまくとりのぞけない、、、

レモン絞りを使うなら種とりのあるものが絶対に便利です!



ただ、レゼットのすっきりしたシルエットを壊さないような、

画期的な種取りの仕組みを考えなくてはなりませんでした。

最初は種取りの付いていない市販のレモンしぼりに種取り用の粘土を付けて、

実際に種が取り除けるか、粘土でできた形状に何度もレモンを絞りました。







レモン汁がスムーズに流れでるように傾斜をつけたり、

種取りにひっかかるように、レモンの種のサイズを計ったり、、、

修正を重ねようやくレモンの種が塞き止められるようなものができました。

つくりがシンプルなので隙間についた果肉も種もするっと簡単に洗い流すことができます。




【企画のこだわり 4】 少し平らな部分  〜すり鉢〜





内側の形状に少し平らな部分があり、

ゴマなどを擦ることはもちろん、

ハーブやスバイスを叩き潰したり、

ジャガイモをマッシュするような動作に適しています。



もちろん、野菜を加えて、ごま和えや白和えにしてそのまま盛り鉢として

食卓で使ってもらえるような、ほっこりとした温かみのある形です。

また、筋の間隔が小さすぎず、洗う際にものが筋に詰まりにくく汚れも取り除きやすくなっています。

そんなこだわり要素がいっぱいつまったシリーズです。

同じ食材を使っているのに不思議と香りや風味が強く感じられたり、

新しいメニューや発見があるかもしれません!

ぜひいつもの食卓に登場させて、

自分好みのアレンジを効かせながら食事を楽しんでみてください。

企画 (は)

【2018春夏 新作紹介 vol.8】パレット-2018.01.18 Thu

PALETTE / パレット



透明感のあるきれいな色を取り入れて、さわやかで気持のいいテーブルにしたい。

そんな思いから企画をスタートさせた「パレット」シリーズ。

シンプルな形が鮮やかな色をより引き立てます。

ぱっと目を引く鮮やかな色彩は食卓の主役になること間違いありません。


【企画のこだわり】試行錯誤を重ねた釉薬色

パレットという名前は絵の具のパレットからつけました。

シリーズの特徴であるピンク、ミント、パープルの3色。

水彩絵の具のように、透明感があるきれいな色合いをイメージしています。


磁器の白い素地の上に白い斑入りの発色の良い色を重ね、さわやかな透明感を表現しました。

斑入りであることで、ただの色釉とは違うニュアンスが生まれています。

パレットは形のデザインを考えはじめるのと同時に、 釉薬づくりを進めました。

透明感のある色をベースに何か変化をつけて面白みを持たせようと釉薬の試験を繰り返しました。

カタログ撮影ギリギリまで検討を重ね、最終的に、白い粒を混ぜた斑入りの釉薬にしてニュアンスを出すことに。

新しいきれいな色に仕上がったと思います。


【企画のこだわり】すっきりとした縁とゆるやかなオーバル型


色を見せるために、形状はごくごくシンプルに。

縁は薄めにしてすっきりときれいにデザインしました。


そしてパレットのプレートとボールのオーバル型は、縦横比を微調整しながら検討を重ねた形です。

オーバルは幅が細いと少しシャープな印象。

あえて少し縦幅を持たせてゆるやかなオーバルにすることで

料理を包み込むような、おおらかさのある形を目指しました。


アイテムごとのこだわったポイントを紹介します。

プレートは幅が280プレートと190プレートの2サイズ。

盛り面を広く使えるように平らな面をギリギリまで広くデザインしました。

縁の方まで平らなので、特に280プレートは小さめのボールや、マグをのせる使い方もしやすいです。

洋食はもちろんエスニックな料理や和食にも意外とすんなりとなじみます。


220ボールはハマを小さめにし、すっと広がる曲線がきれいに見えるようにしました。

広がった形なので料理を盛りつけるとまわりに余白が生まれ、パレットのきれいな色が見えて料理が映えます。

ガパオライスや炒飯などのご飯もの、カレー、パスタなど、

家庭で重宝する大きすぎない浅めのサイズにこだわりました。


カップはLS2サイズ。

すっとした側面の立ち上がりがポイント。

原型の段階で底を少し小さくして側面の曲面の角度を変更するなど調整をしています。


冷たい飲み物にぴったりなのはもちろんですが、食べ物を入れても洒落ています。

夏場には220ボールとカップSを合わせてそうめんを食べてみたいなと思っています。


透明感のあるきれいな色で、食卓をぱっと明るくするパレットシリーズ。

ぜひ料理とパレットのコーディネートを楽しんでください。


企画(お)

【2018春夏新作紹介 vol.7】アリトル-2018.01.17 Wed

A LITTLE  /  アリトル





A Little(英)とはほんの少し、少々の意味。


庭にはたくさんではないけれど、ハーブを育てている。
今日、料理に使う分のハーブを摘んで置いて、
キッチンの小窓に置いてあるアリトルに飾り置く。
キッチンにハーブの香りが広がって心地が良い。

新鮮なハーブを料理に使うことで深い味に出会えたり、
新しい料理への興味も広がった。
季節によって変わる、植物の香りや味、彩りをより身近に感じて、
ほんの少し豊かな気持ちで日々を過ごす、
そんなア リトルなもの。
 


【企画のこだわり 1】 アリトル


容量は80ccと少なく、小さなサイズの瓶にこだわりました。
場所を取らないサイズ感にすることで、
キッチンはもちろん、リビングや洗面所、
玄関などちょっとした空間に可愛らしく、さりげなく取り入れられます。

花やハーブを活けるといっても、
バランスや全体のボリュ—ムなど気にする必要はありません。
植物のさきっちょをぷちんと摘んでアリトルに差すだけ、、、
たったこれだけのことが、
どんなにその場の空気を和ませたり、澄んだものにしてくれるか。

アリトルはそんなほんの少し豊かに暮らすためのきっかけをくれます。









 

【企画のこだわり 2】 オーバル形状







写真ではわかりにくいですが、瓶の胴体はオーバル型になっています。

小瓶の形を考える際に、
いろいろな国の古い薬瓶や香水瓶を参考にしました。
こだわりの形状や、収納を考えられた形状、凹凸の文字やラベルなど、
趣きがあってついつい手にとってしまうような魅力があります。

そんな世界のエッセンスを少しもらって、
ビンテージボトルのような形状をイメージし、
シンプルながらも愛嬌のあるデザインになったと思います。

ビンテージ感といえば、
小瓶の側面におおらかな筆記体で描かれたエンボス文字にもこだわりました。
凸部はなるべく角張らず丸みを帯びさせて、
手描きの柔らかさを表現しました。    



【企画のこだわり 3】 色





ひとつ使いでも、
何個か並べて飾ったりすることでリズムが生まれます。
白、レモン、ミント、ベージュ、4色の色味の使い方次第で、
インテリアや、テーブルコーディネートの差し色となり、
季節や気分で気軽に変化のあるスタイルが楽しめます。

磁器土を使用し、汚れにくく、優しいきれいな発色のする色釉を使用しています。
暮らしに取り入れやすく、
ドライリーフや実、花を添えて、
ちょっとしたプレゼントにしても喜んでいただけると思います。

実はスタジオ エムの商品の中の
スープカップのパルードや、フォレ、
オクトゴーヌなどのシリーズでも同じ釉薬を使用しているので、
揃えてコーディネートを楽しんだり、
色味を揃えて贈り物としてもおすすめです。


まずは、ぜひアリトルをキッチンに置いて、
ミントやローズマリー、パセリやバジルのような料理に使うような草花を差してみてください。
いつもの料理にちょっと加えたり、仕上げの飾り付けとしてアリトルのハーブたちが
新鮮で風味豊かな料理や盛り付けにしてくれます!

企画(は)

【2018春夏新作紹介 vol.6】パルテール-2018.01.16 Tue

PARTERRE / パルテール


小さくてころっとした大きさが、おはじきみたいでかわいらしい。

食卓に小さなお花を飾るように、さりげなく取り入れてほしい箸置きです。


箸置きは小さいけれどぱっと目がいき、コーディネートのアクセントになる大切な小物。

さあご飯を食べよう、と思った時に目に入る箸置きが洒落ているとなんだかうれしい。

1人でも家族や友人との食事の時にも、思わず使いたくなるような箸置きを目指して企画しました。


【企画のこだわり】


レリーフの凹凸パルテールに選んだ素材は赤い陶土。

その上に色のついた釉薬をかけると、釉薬がたまった部分と薄い部分の釉の濃淡が生まれ、そして縁などには赤土の影響で焦げ感が出ます。

この変化を生かしたデザインにしたいと考え、企画を進めていきました。


あまりにレリーフを細かくしては全て埋もれてしまうし、間が広すぎるとどこか寂しげ。

想像力をふくらませながら図面を書き上げました。


それを元に職人さんにつくってもらった原型がこちらです。

実ははじめは今とは少し違う、花びらのまわりに枠がある形をデザインしていました。

この原型を見た時にまず気になったのは、レリーフの凹凸が浅いこと。

写真だとわかりづらいですが、図面よりもだいぶ浅かったのです。


今回の箸置きの一番のポイントのレリーフ。

この深さでは釉薬に埋もれがちになってしまうかもしれません。

しかし型を使って生産していくことを考えると、これ以上深く彫り込むのは難しい。

原型をじっくりと眺めながら改善策を練りました。



考えた結果、外側にあった枠をとることに。

レリーフの深さはほとんど変わりませんが、枠がなくなることで前よりも花びらの形に目がいくようになります。

そして花びらと枠の間が釉薬が埋もれてしまう心配もありません。


結果的にこの修正をしたことで、花の形に沿ったやわらかく可愛らしい輪郭になり、

はじめにデザインしていた物よりもいいものになりました。


裏側には小さく「M’」のロゴが入っています。


【企画のこだわり】高さ


この箸置きの二つ目のこだわりは、箸置きの高さ。

パルテールは上からの大きさが小ぶりな分、しっかりと高さをつけました。

箸がすっと見え、手に取りやすいです。


【企画のこだわり】形の可愛らしさと素材の渋さ


モチーフはお花で可愛らしいのですが、素材は味のある陶器。

形と素材でバランスをとりました。

和食器だけでなく、2枚目の写真のようにカラフルな磁器素材の器やエスニックなメニューにもよく合います。


釉薬の濃淡や、赤土が生み出す変化。

一つひとつに違った味わいがあるパルテールの箸置き。

ぜひ食卓に取り入れて、コーディネートのアクセントにしてください。


企画(お)

【2018春夏新作紹介 vol.5】パッロ-2018.01.15 Mon

Pallo /パッロ

和になりすぎず、モダンなシルエット。

それでいてどこかほっこりとした暮らしに寄り添うような茶器ができました!


【企画のこだわり 1】 大きなハンドル


ころんとした丸いボディに大きめのハンドルをつけることでどこかアンバランスで、
親近感の湧くような人懐っこいシルエットになりました。
大きめのハンドルは握りやすく、
全体のシルエットのアクセントにもなるこだわりのポイントです。

だだ、このような形を実現するまでには何度も素材の変更をしたり、
焼成方法の試行錯誤が必要でした。
胴体に対して大きめのハンドルをつけて焼成するということは
陶磁器のつくりとして非常に難しいものです。
ハンドルの重みで胴体が引っ張られて口が楕円形になり蓋が閉められないという状態に陥りました。


「ハンドルをもう少し小さくすれば歪まないよ。」
と、メーカーさんには言われました、、、
丸いボディに大きめのハンドルという形状がパッロの面白さだと思っているので、
形状は変えずに、口径が歪みにくい素材と焼成方法を何度もサンプルを繰り返し、
やっと探り当てたのです。


【企画のこだわり 2】 シンプルな蓋



パッロの蓋はつまみのないシンプルな形状。
なんとなく帽子のようなシルエットですが、、、

胴体、ハンドルともに、丸くて可愛らしい形状をしているところに、
すっきりとしたシンプルな形状の蓋にすることで、
全体としてかわいくなり過ぎないようにバランスをとりました。

小さなつまみより使いやすく、お茶を入れる一連の動作もスムーズです。


【企画のこだわり 3】土の風合いを感じる色味や質感

赤土にとろみのあるような柔らかさのある釉が印象的な白、
フチの回りや釉が薄くなった部分は生地の赤茶色が垣間みられます。
黒はざらっとした風合いのでる釉を使用し、
カップを手で包みこんだ時や、
ポットのハンドルを握ったときの肌感が心地よく伝わってきます。

小さめのカップも持ちやすい小ぶりのポットも手馴染みがよく、
質感もフォルムも普段の暮らしにそっと寄り添うような愛着のわく器です。


企画(は)

【2018春夏新作紹介 vol.4】ルブケ-2018.01.12 Fri

LE BOUQUE / ルブケ


花をモチーフにしたふっくらとボリュームのある形。

中に入れたお茶も花の形に浮き上がります。


新作のカップソーサーセット、ルブケ。

ルブケはフランス語で花束、という意味。

花型のカップソーサーがテーブルに並んだテーブルは、まるで花束のように華やかになります。

笑顔といっしょに楽しいお茶の場面になることをイメージして企画しました。


【企画のこだわり】華やかなフォルムと繊細な装飾

この装飾的で豪華な形は、ヨーロッパのアンティーク食器を参考にデザインしています。

使っていると優雅な気持ちになれるような食器を目指しました。

全体のフォルム。花の形のふくらみ方。取手の細さや装飾。

花びらの枚数、ふくらみ方が少し変わるだけでもずいぶんと印象が変わるためバランスがよく上品に、かつ個性も出るように検討を重ねました。

取手の曲線的な形もエレガントさが出る大切なポイントです。


【企画のこだわり2】型職人の技術


型職人の技とセンスルブケの装飾的で複雑な形。

この形には型職人さんの手仕事がたくさん詰まっています。

このカップソーサーは石膏の型を使って量産しています。

その量産の型をつくる元になるのが「原型」と呼ばれる石膏でつくる形です。

原型は型職人さんが1つずつ石膏のかたまりから手作業で掘り出しています。

丸いプレートやボウルなど、回転体の物は石膏のかたまりを回転させながら削り出すことができるのですが、それ以外の物は全て手作業で掘り出します。

今回のルブケは装飾が多い上に、繊細で華奢。型屋さん泣かせな形なのです。


ルブケを依頼した職人さんはとても上手で、いつも素敵な原型をつくってくれます。

それでもルブケの細くて繊細な取手に装飾を施しているうちに、途中で折れてしまって一からやり直したり・・・今回の形は苦労したそうです。


そんな職人さんの技術とセンスと苦労がつまったルブケ。

原型を初めて見たときはそのすばらしさに感動しました。

デザイナーは商品の仕上がり、立体を想像しながら図面を書きます。

それが初めて立体となって目の前に表れるのが、「原型」なのです。

いつもわくわく、どきどきしながら原型ができあがるのを待っています。


【企画のこだわり3】やさしい色味

淡いパステルカラーの、白、ペールピンク、ペールグリーン。

優しい色味が花の形と良くあっています。

ペールピンクとペールグリーンはこの商品に合わせて調合してもらった新色です。

お茶の色がよく映えるので、ハーブティーにぴったり。

ルブケをつかうことで、より優美でリラックスした時間が過ごせるでしょう。


型職人の技術が詰まった形状、手彫りの判子の裏印、窯屋さんによる一つひとつの丁寧な仕上げ。

手仕事がぎゅっとつまったカップソーサー。

華やかで繊細な見た目はギフトにもぴったり。ルブケをつかって素敵なお茶の時間をお過ごし下さい。


企画(お)

【2018春夏新作紹介 vol.3】ボナクイユ-2018.01.11 Thu

Bon acuueil  /  ボナクイユ



大人数の食事の時にはダイナミックに盛り付けをする。
テーブルの中心で、力強い存在感を放つ大鉢ができました!

商品名はボナクイユ フランス語でようこそや、おもてなし、などを意味します。 
和の雰囲気で豚の角煮や筑前煮はもちろん、
混ぜごはんやジャンバラヤなどのご飯ものを盛り付けてもよし、
ラタトゥイユやパスタ、
魚介のサラダやマリネなどのを盛り付けて洋風スタイルを楽しむのもよし。
料理次第でいろんなテイストに表情を変えてくれます。

 

【企画のこだわり 1】 削りの入ったフチ





スケッチを重ねる中で、
シンプルなボール形状にちょっとしたポイントになる部分が欲しいと感じました。



縁の部分を水平にかたちづくってから、

点線部分の所まで手作業で土を削り落とします。
そうすることでフチがやや鋭角になり、
繊細なラインがでると同時に、
削られた部分はざらっとした土感がよりあらわになり力強い表情に。

削りを入れることで口元にちょっとした緊張感が生まれます。
この部分が全体のおおらかな形状を引き締めているように思います。




【企画のこだわり 2】 大きすぎないサイズ

「そう言えばこんな器家にあったね、、、。」
たまーに人が集まっておもてなしをする時に
食器棚の奥から久しぶりに出てくるような器、
ありませんか?

それはそれでなんとなく大人数の食事専用食器みたいな役割のものもありますが、
ボナクイユは4〜5人家族のような食卓であれば、
普段のメニューでもダイナミックな盛り鉢として使えます。

存在感は大きいですが、サイズ感はそれほど大きくありません。
3合くらいのごはんの量なら十分盛り付けられますし、
サラダやおかずも4〜10人分くらいは盛り付けられます。
もちろん食べる量やメニューによって変わりますが、
4、5人家族のメイン料理やごはんものにも十分使えるようなサイズ感です。
口径は26cmほどですので、一般的な食器棚の奥行きであれば問題なく入ります。  







【企画のこだわり 3】 力強い素材感と質感


この土と釉、実は2017awの新作で登場したクルトンシリーズで使用しているものと同じものです。
さらに、今回の新作ランドレースシリーズとも同じ素材を使っています。

少し黄味がかった荒土、所々現われている鉄粉や小さな凹凸、
器面を覆う釉のムラ感、貫入、この素材が持つ独特の雰囲気に魅了されています。
また、プレートや大きな鉢など形を変える中で、
料理との相性や見え方に新しい発見があります。

使うことで、少しづつ表情変える様は
実際に使って自分の手の中におかないと気付けません。
ぜひ手にとってこの素材の面白さを感じて頂きたいです。





大家族が週末に集まってブランチを楽しんだり、
おばあちゃんが山芋の煮っころがしを丁寧に作って盛りつけているところだったり、、、

皆さんのテーブルでもドーンとボナクイユを置いて、
いろいろな食事のシーンに展開させてください!



企画(は)

【2018春夏新作紹介 vol.2】シッピングマグ-2018.01.10 Wed

SIPPING MUG / シッピングマグ



小さな体に、大きな取手。ぽってりした厚み。

そのアンバランスさがキャラクターのようで、愛着がわく小さなマグカップ。

つい手にとってしまう気軽さが、ギフトやお土産にもぴったりです。

かわいいロゴが見えるように、3つ並べて眺めていたくなります。


【企画のこだわり1】小さめサイズと大きな取手


普通のマグより小さなサイズ。容量は満水で170cc

スタジオエムの商品の中でもかなり小さな部類です。

シリーズ名の「SIPPING」は「少しずつ飲む」という意味。

ちょこっと飲みたい時にぜひ使ってほしいマグカップです。


そしてそれに対して、取手の大きさはかなり大きめ。大きくて丸くて分厚いです。

さらに胴体の厚みもかなり厚いです。

意図してデザインしたこのアンバランスさがポイントです。


【企画のこだわり2】ロゴ

シッピングマグでぱっと目に入ってくるロゴ。

今回の新作のテーマ「ハーブ&スパイス」にからめて、食材とハーブに関するイラストと文字をデザインしました。

ワイン色の豚、緑色の鴨、青色の魚お好きな柄を選んでください。


そして、企画初期からこだわっていたのが表と裏にある枠の部分。

belong to と nameの欄。

所属と名前欄です。

マルミツポテリでは会社で1人ひとつ好きなマグを選んで「マイマグ」として使っているのですが、そんなマイマグにもぴったりな仕様。

使い終わったら裏の名前側が見えるようにして収納してというメッセージも入っています。


【企画のこだわり3】銅版


このマグのロゴは銅版転写という技法で印刷しています。

機械でマグに直接印刷するのではなく、写真のような薄い紙に柄を印刷し、それを使って手作業で一つひとつマグに転写していきます。

手作業のため濃淡やかすれ、ちょっとしたズレや傾きなど、よく見ると少しずつ違っているのが特徴。

そのきちんとしすぎない感じがまた、アンティークのような風合いと憎めないかわいらしさにつながっているのかもしれません。


柄を選んで、名前を書いて、職場や家庭でマイマグとして使ってほしい。

そんな思いが込められたシッピングマグ。

きっと愛着を持って長くつかってもらえるはずです。


企画(お)

【2018春夏新作紹介 vol.1】ランドレース-2018.01.09 Tue

今回の新作のテーマは Herbs & Spices 。 

季刊誌カタログ〝デプリアント〟では

ハーブやスパイスを使った料理と新作の器を合わせて紹介しています。

いつもの料理にほんの少し加えるだけで新しい味に出会えたり、

世界中の料理へとさらに興味が広がります。


ここ企画通信では商品デザインをしている企画チームから新作ができるまでの思いやこだわりを

全14回に渡ってお届けします。


Landrace  /  ランドレース


 

おいしい豚料理を食べるための洋皿が欲しい、、、。

そんな私的で限定的な要望からこのお皿は生まれました。

 

しっかりとソテーされた豚肉の塊を分厚く切って皿に盛りつける。

アスパラやズッキーニ、ジャガイモなどの付け合わせと一緒に。

外側はカリッと、中はしっとりとした豚肉を切り分けて頬張る、、、

 

素朴で素材の味をいかしたシンプルな豚料理が似合うような、

気取らないプレートがあったらいいなぁ。

そんななんとも漠然とした、

そして豚と豚料理を愛する人のための贅沢な願望を実現するべく、

このランドレース プレートは作られました。


【企画のこだわり】 気取らない

形状はいたってシンプルで普通のプレートです。

しいて言うなら少しリム幅を大きめにすることでより洋食器感をだしています。

 

シンプルなプレートにすることで、

土や釉の面白みがより強調されます。

平らな面とリムの立ち上がりの境目にできる釉だまり、

流れるような釉薬のかけムラ、

フチのざらつき、土のシワ、貫入、石目、どれも狙ってできるものはありません。

 

皿の形、土や釉薬、焼成具合、すべての条件が合わさり、

自然と生まれたさりげない、気取らない表情がたまらない魅力です。

 

 

【企画のこだわり 2】 豚の表情



皿の裏側には大きなロゴが入っています。

是非その中の豚に注目してください!

 

図面の段階で豚の目の微妙なサイズを調整したり、

首を傾けてみたり、バランスの良いプロポーションをつくります。

プレート230

 

それを見ながら型屋さんが石膏でできた皿の原型に豚の絵を彫っていきます。

手作業でつくる工程なので、もちろん図面と全く同じと言うわけにはいきません。

手作業だからこそ少し豚の表情に柔らかさが生まれたり、

均一でない趣きが出てきます。

 

3サイズそれぞれに表情や仕草の違う豚が描かれていて、

φ230が親豚、φ200、φ170がその子豚になっています。

嬉しいのか、悲しいのか、物思いにふけるような表情が愛くるしく、

器を洗ったり、拭いたりする時についつい眺めてしまうような、

ちょっとした楽しみがあります。

 

 

【企画のこだわり 3】 サイズ感

 

もちろん豚以外の料理にも使ってください!

φ230プレートは主菜用として考えました。

ハンバーグやトンカツ、コロッケ、いつもの食卓の夕食で使うようなメインプレートとしてもちょうど良いサイズ。

φ200プレートはパンやサンドイッチなど軽食用として。

φ170はサラダやおかずの取り皿や焼き菓子などのプレートとして, ちょうど良いサイズです。

フォルムは洋皿を意識しましたが、サイズ感は日本の食卓でよく使うようなサイズ感、ラインナップになっています。

 

愛くるしい豚の表情と変化に富んだおおらかな土の素材感が、

よりいっそう愛着のわく自分だけの器となります!

 

企画(は)

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