企画通信-2022春夏

春分|桜始開

春宵

「美しい春の宵を楽しむ一皿」

 

厳しい冬が去り、少しずつ緩む空気。

街のあちこちが淡いピンクに染まり、桜のあでやかな景色に目を奪われる頃。
儚くも美しい春の宵にゆっくりと食事をする贅沢な時間をイメージしました。

「春宵一刻、直千金」
古くは古典の詩として用いられていた一節から名付け、
春の宵は趣深く、そのひとときの時間は千金にも値するものだと詠われています。

そんな贅沢な時間に親しい友人や家族と食事をする華やかな輪花のシリーズです。

 


小さな花弁にすることで縁回りのフリルが細かく起伏して可愛らしさのある形状です。
そして放射線状に現れた盛面の花筋が料理を引き立てます。


全体の器の形は楕円型にしました。
盛り付ける食材の形をいかしたり、丸皿と合わせた時のセッティング、コーディネートのしやすさ、
テーブルでのリズム感や動きのある演出にも力を発揮します。

 

 

鉄粉が多く入り、粒子の大きさが様々な白土を使っています。


色は青白、桜、紺鼠の3色展開です。
青白、桜は少し透光性のある釉を施釉しており、特に土の表情をよく現してします。



紺鼠は透光性はありませんが、釉の濃淡や焼成の具合で色味に変化が生じます。
黒や紺、こげ茶色など一つの器にいろいろな色が現れる面白さがあります。

 

4.5寸楕円鉢、5.5寸楕円鉢、7.5寸楕円深皿と3サイズあります。

4.5寸楕円鉢は和え物や冷奴、5.5寸楕円鉢は野菜の煮浸し、南蛮漬け、揚げだし豆腐、
7.5寸楕円深皿は魚の煮付けや生姜焼きなど主菜用として。
ごはんと汁物があって、主菜には肉や魚、小鉢料理には和あえ物やおひたしなど基本的な和食のテーブルで使うシリーズです。


桜の花が儚くもあでやかに咲く春の宵、
寒さがやわらぎ心地よく満ち足りたひととき、
趣深く、そのひとときの時間は千金にも値する、、、

身近に野菜や海産物、肉など季節の旬を味わえる贅沢を
上品で華やかさのあるひと皿をお楽しみください。

WRITTEN by Yuko Hayashi

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