企画通信-2022春夏

小満|紅花栄

シャルム

「朝露に濡れた紅花が美しく咲く」

 

新緑から濃い緑へ移り変わり、
生命が満ちていく喜びに溢れた時期。

カラッとした気持ちの良い天気が続き、木漏れ日も輝きを増していきます。
そんな初夏の心地よい日差しの中でのティータイムは至福のひととき。

小満の次候に登場する紅花は染料として栽培され、
春から夏に花を咲かせます。
朝露を含んだ棘が柔らかい時間に花びらだけを摘んで加工され、
口紅や美しい着物になります。

咲き始めは鮮やかな黄色で、
徐々にオレンジ、紅色へと移ろう姿は夏の訪れを知らせているようにも見えます。

 

 

春風にふわっと広がるドレスのような、
ロマンティックなカップ&ソーサーとプレートのシリーズ。

とびきり可愛いお気に入りの食器で紅茶の時間を楽しむ、
エレガントでキュートなデザインです。

シャルムはフランス語で「魅力的な」という意味。
シャルムを使う方々の日常や時間、心が魅力的になるというイメージから名付けました。




「ドレスのようなデザイン」


カップの口元は柔らかく広がり、
紅茶がふんわりと香るようにデザインしました。

台はドレスやお城のカーテンのようなひらひらと動きのある形です。
ふわりふわりと浮かんでいきそうな形状に
生き物のような愛らしさも感じます。


 

カップのハンドルはアクセントをつけることで、
曲線が強調され台の華やかな雰囲気が際立ちます。
シンプルになりすぎず、持ちやすい形状です。





ソーサーはカップを引き立てる控えめなデザインにし、
プレートは1枚で使っても絵になるよう大胆な起伏を作り出しています。

カップの台と装飾を合わせることでシリーズに統一感が出ます。
3アイテム重ねた姿も華やかです。



「春霞のやわらかな色」

レリーフが美しく表れる白はアンティークのような佇まい。

ラベンダーやコーラルピンクは春先に咲き始める花や
朝焼けの柔らかな空の色、霞のような色にも思えます。

春のほのぼのとした穏やかな気候の中でのお茶会を魅力的に演出してくれます。



「シャルムのロゴ」


カップは台の形に合わせてくるっと入っています。
ソーサーとプレートはシャルムの持つ可愛らしさを前面に出し、
庭に咲いた草花や庭の門をイメージしてデザインしました。





紅茶以外にも
アイスクリームや果物のデザートカップとして使うとおもてなしの一皿に。
パンジェンシーのポットと組み合わせて使えるデザインです。


春のときめく気分とともに
シャルムで素敵なティータイムをお過ごしください。

WRITTEN by Risa Matsumoto

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