土曜日の夜に映画を観ながら夜更かし、
アラームをかけずにのんびり起きてブランチでパスタを食べるのが、
自分の中での贅沢な休日の過ごし方です。
そんなときのパスタ皿には決まってフェルメ9”ボールを選びます。
パスタ皿として使いやすさ、見栄えともに抜群!
すり鉢状になった形は、盛り付けが決まりにくいパスタも自然と中央に集まるので見栄えよく、
具材を中央に高くのせて、パスタはトングでくるっとひねって盛り付けてみると、
レストランで出されるような一皿に変身します。
額縁のように料理を縁取る華やかなレリーフ。
ぽってりとした土の厚みと丸みが
南仏のヴィンテージ食器のような雰囲気を醸し出しています。
このおおらかな気分にしてくれるフェルメの持つ雰囲気が好きで、
気分も落ち着く休日に、食事をゆっくりと味わって丁寧に扱いたくなる器なんです。
フランス語で“農家”という意味のフェルメ。
裏印の“cour de ferme”は「農家の庭」というロゴが中央に入っています。
自分たちで育てた野菜を使った手料理を
家族や友人たちと囲んで賑やかな食事の時間を過ごす。
そんな楽しい風景が思い浮かぶロゴにもあるように、
このフェルメ特有の表情を作り出している理由とは何か?
そこには、素材と釉薬の組み合わせに深いこだわりがありました。
白色とアメ色の2色展開ですが、
素材となる土は、赤色の陶器土(以下、赤土)を使用しています。
白とアメ色なのに、なんで赤色の土??と疑問が浮かびますが…
赤土の上に白化粧土をかけた生地に、
透明の釉薬をかければ白色。アメ色の釉薬をかけるとアメ色に。
複数の工程を重ねることで、深みのある色合いやレリーフの陰影をはっきりとさせ、
どこか古めかしさを感じる豊かな表情を作り出しています。
釉薬のかかり方などひとつずつ個性があるので、選ぶのも楽しみの一つ。
側面に流れる釉薬の濃淡、この陶器ならではの表情を楽しんでいただきたいです。
私が自宅で使っているのは9”ボールですが、
実は全部で6アイテムある豊富なシリーズ。
プチカップやマグ、取り皿など毎日の食卓に使いやすいアイテムや
大皿、ピッチャーなどはお祝いの日やおもてなしのときに重宝するアイテムです。
美味しい食材が豊富に並ぶ食卓よく似合う器たちです。
ぜひお好みのアイテムを選んでみてくださいね。