企画通信-2022秋冬

大雪|閉塞成冬

雪華

「空は雲に塞がれ、本格的な冬となる」

大雪の初候、いよいよ本格的な冬に入ります。

空を塞ぐように灰色の雲が広がり、生き物たちもじっと潜んでいます。

山は雪化粧で白くなり、冬一色になる季節です。

 

そんな寒い日には、部屋の掃除をしてみたり、温かい料理を作ってみたり、ゆったりと晩酌をしてみたり。

家の中で工夫して過ごすのも楽しいですね。

 

また晴れて少し温かくなった日には、枯野見と呼ばれる、江戸っ子が好んだと言われる枯れ野の景色を見に行くという粋な遊びをしてみるのはいかがでしょうか。

 

「雪華」は名前の通り、雪の結晶の形を連想させる器です。

中心に向かう線と、外から内へ向かう段。

2種類のレリーフが重なった印象的な装飾です。

 

縁どりは雪の花のような、華やかさのある形になっています。

重なったレリーフが、だんだんと大きくなる結晶のようです。

 

少し高さのある高台と、大胆に入った装飾が、盛り付けた料理を上品に引き立てます。

 

5.5寸サイズは豆大福などのお菓子や、ちょっとしたつまみに合う大きさです。

4寸は小さめの干菓子や、カヌレなどの洋菓子にもおすすめです。

 

滑らかな質感の凛とした白、濃淡のある深緑はセミマット調で、

どちらも落ち着きがあり、特別感のある食卓を生み出します。

 

 

WRITTEN by Maori Ota

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