企画通信-2022秋冬

小雪|朔風払葉

フントス

「冷たい北風が木々の葉を払い落とす」

 

北風は木々の葉を枯らしながら地面に落として、

たくさんの落ち葉を辺り一面に散らしていきます。

散った落ち葉は地面いっぱいに拡がって、木の葉の絨毯に。

地面に落ちた葉は、微生物たちの働きによって肥料となって土を豊かにし、

春にはまた新芽を出すという、大きな生命の循環があります。

 

枝だけになった木々や枯れ葉と相まって、寒い冬は寂しさを感じがちですが、

遠い春への循環の流れにも想いを馳せて、初冬の寒さに温かい料理を食べて立ち向かいましょう。

 

フントスはスペイン語で「一緒に」という意味。

家族や友人たちと料理をシェアしながらワイワイと食事を楽しむ、

浅鍋と耐熱ボウルの直火が使えるシリーズです。

 

 

 

浅鍋は左右についた大きなハンドルがポイント。

アクアパッツアや酒蒸し料理など汁気の少ない鍋料理に最適です。

 

パエリアはご飯がふっくらと仕上がり食材の旨味が感じられます。

肉や魚の蒸し煮はもちろん、湯豆腐やしゃぶしゃぶ、すき焼きなど、

少人数の鍋料理にもちょうどいいサイズです。具が沈み込んで貧相な見た目にはなりにくく、取り分けなどもしやすい形状。

テーブルにおいた時も高さがないので圧迫感が少なく、家族や友人との距離感も縮まります。

 

 

耐熱ボウルも直火が使えます。

グラタンやハンバーグ、野菜のグリル、アヒージョも楽しめます。

ころんとした丸みのある形状に左右の大きめのハンドルがポイントです。

ミトンをしたままでも持ちやすい形状。

 

 

土は耐熱土をしています。直火はもちろん、オーブン、レンジ、グリルも使えます。

IHはご使用できませんのでご注意ください。

耐熱土は熱の伝わりがゆっくりで、食材の旨味を引きだすのが得意です。

また一度温まったらなかなか冷めにくく温かい料理が長く楽しめます。

 

出来立ての料理をテーブルへそのまま運び熱々のまま頂くのは、直火対応の器ならではです。

 

直火を使用すると器の裏面は焦げていきます。使っていくうちに貫入や汚れも入ります。

目に見えて変化する風合いも特徴の1つです。耐熱土は熱膨張に耐えるために多孔質になっています。

吸水性も高いためご使用後はよく乾かしてから食器棚にしまってください、カビや匂いなどの原因になります。

 

 

 

浅鍋はマスタードと黒の2色展開です。

麦草のような色のマスタードと少しこげ茶が混ざったような黒は温かみを感じます。

 

耐熱ボウルは、マスタード、グレー、黒の3色展開です。

青みのあるグレーは釉に鉄粉のような粒があらわれ、奥行きのある表情になってます。

 

 

パエリアとアヒージョでスペイン風の夕食も楽しめます。

 

 

WRITTEN by Yuko Hayashi

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