企画通信-2022秋冬

寒露|鴻雁来

ヴィーヴォ

「冬の訪れとともにやってくる雁の群れ」

 

夏鳥が南へ帰り、冬鳥が越冬をしに海を渡ってくる頃。

鴻雁とは、カモより大きな水鳥の総称です。

晩秋の澄み切った青空に雁の群れが織りなす風景は圧巻。

その一つに竿型や鉤型の隊列を組んで大空を飛ぶ「雁行」があります。

美しく飛ぶ姿は冬の訪れを知らせる風物詩になっています。

 

雁にまつわる事柄は古来から人々に好まれました。

器や着物などの図案として、または、和歌や俳句などにもよく使われています。

渡鳥の生き生きとした様子は生命力があり、創造力が湧いてきます。

 

 

ヴィーヴォは

イタリア語で「いきいきと、 活発な」という意味の音楽用語です。

 

市場に並ぶ色鮮やかな旬の食材や忙しく賑やかな様子の厨房、

心踊る料理をゆっくり味わうひととき。

生命の源「食事」にまつわる生き生きとした楽しげなシーンからイメージしました。

 

 

270プレート、240プレート、210プレート、160プレート。

サイズ展開はメイン料理から取皿まで4種類です。

 

270プレートや240プレートは

小鉢と合わせてワンプレートやベースプレートとしてお使いいただけます。

 

 

サイズ違いで重ねて階段のようにして使うのもおすすめです。

アフタヌーンティーや前菜の盛り付けに

色違いで重ねたり、中心で重ねたり、端に寄せて重ねたり、と

自由な器使いをお楽しみください。

 

 

スタイリッシュなプレートは、フラットな盛り面が特徴です。

余計な装飾が無く、皿の全面を使って料理の提案ができます。

 

ハマに高さをもたせることで、

テーブルから少し浮いた印象を感じるデザイン。

軽やかさと特別感を生みだし、華やかな盛り付けにもよく合います。

 

 

風合いが異なる3色の釉薬は、シンプルな印象でありながら個性的で、

様々なジャンルの料理との組み合わせに創造力がかき立てられます。

 

白灰(しらはえ)は仄かに青みがかり、ざらっとしたつぶ感がある灰釉。

鉄粉が意図せずに現れることで、素材感が生まれ和の風合いも感じます。

 

ライトグレーは、マットな釉薬で光の反射が少なく料理の瑞々しさを引き立てます。

中間色は、他の色の器とも相性が良く使いやすいです。

メリハリのあるモノトーン、ピンクやオレンジの柔らかな色味、シルバーやゴールドにも合います。

 

グレーは、斑点のある釉薬で複雑な色味が深みを感じさせます。

濃色は、テーブルを引き締めコーディネートのアクセントになります。

 

 

高台を生かしてぐるっと入ったロゴにはサイズも書かれています。

かちっとしたフォントが潔く、ヴィーヴォの雰囲気を引き立てています。

 

 

盛り付け次第でいろいろな表情を見せてくれるヴィーヴォ。

心が弾むような一皿をお楽しみください。

 

 

WRITTEN by Yuki Ogasawara

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