企画通信-2022秋冬

寒露|菊花開

クレット

「秋の色が濃くなり、菊が花開く」

秋が深まり、菊の花が咲きはじめます。

菊が咲く頃に空が晴れ渡ることを、菊晴れと言います。

 

中国では古代から長寿の花とされていた菊。

日本には奈良時代に薬草としてやってきました。

 

この時期には日本各地で菊の品評会や菊まつりが行われ、

日本の秋を代表する花として親しまれています。

 

また観賞用としてだけではなく、美しい花は食用として酢の物やおひたし、お吸い物などに用いられ、

味と香りでも私たちを楽しませてくれます。

 

フランス語で「小さな中庭」という意味のクレット。

庭のあちこちに小さな花が咲く様子を想像して、デザインしました。

 

すっと口が広がったボウル形状に、

太さの違うレリーフがねじれて入った姿は、まるで開花していく花のようです。

 

外側は削いだような凹のレリーフ。

内側はぷくっとふくらんだ凸の模様が入っています。

 

内側にも装飾を入れたので、上から見た時にも花が咲くようなデザインが楽しめます。

 

大きさは2種類。

ボウルLは約460ccでスープやグラノーラ、サラダ用に。

ボウルSは約180cc。ヨーグルトや副菜におすすめのサイズです。

 

赤土が透けるつやのある白、

マットで落ち着きのあるエクリュ、

レリーフの部分と釉薬がたまった部分の色のコントラストが魅力のアイスブルーの3色展開です。

 

薄めのつくりなので、重ねたときにすっきりと収まります。

 

ひとつで使うのはもちろん、

テーブルにいくつか並べると、食卓がぱっと華やかになりますよ。

WRITTEN by Maori Ota

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