ソルムSolum
毎日の暮らしの中で、ほっと息をつきたい食事の時間。
そんな時間に寄り添ってくれる、土の温かみを感じるソルムのボウル。
手に取るとわかる素地の感触、ひとつひとつ異なる色や風合い。土そのものの素材の豊かさに愛着が湧いてきます。
ソルムは日々の暮らしで使いやすく、つい手に取りたくなる3サイズをご用意しています。
●ボウルL
たっぷりと入る一番大きなサイズ。
トッピングを多めにのせたラーメンや、うどんなどの麺料理におすすめです。
●ボウルM
汎用性の高い中間サイズ。親子丼などのごはんものや、うどん・蕎麦などの麺料理にも。
キムチチゲなど、具だくさんのスープにもおすすめです。
煮物の盛り鉢としても使えます。
●ボウルS
小丼として軽く食べたい時や、うどんと丼のセットにしたい時にもちょうど良い大きさです。
同じメニューをボウルMとSに盛り付けてみるとこんな感じになります。(左から、ボウルM、ボウルS)
ぜひ料理や、食べる量に合わせてぴったりのサイズを選んでみてください。
ほっこりと温かみのある印象を演出するために、全体のフォルムは丸みのあるデザインにしています。
高台は少し小さめに。横はふっくらと張り出させ、口元はわずかに削り内側に入り込ませることで、全体の丸みを強調しています。
外側には繊細な削ぎ模様を入れることで、素朴さにどこか洗練された印象を加えています。
色は土の個性を活かした、3色を展開しました。
上から、
●粉引(こひき)
赤土に化粧土を重ねた、やわらかな風合い。土の表情がうっすらと透け、素朴でどこか懐かしい印象です。
●灰汁(あく)
やや黄みがかったグレーカラー。縁や削ぎの模様を中心に茶色い焦げ感が出ます。
●藍鼠(あいねず)
深みのある青緑色。落ち着いた色味が、食材の色をいっそう引き立ててくれます。
素地には鉄粉を多く含んだ赤土を使用することで、焼成時に焦げや色の濃淡が現れ、ひとつとして同じ表情のない豊かな風合いが生まれます。
例えば粉引では化粧土と釉薬をそれぞれ薄めに施すことで、縁や削ぎ模様の部分から土の色が透けて見えます。
その出方は化粧土と釉薬の掛かり方、また焼成の具合によって、茶色っぽく焦げたり、グレーっぽく透けて見えたりと、違いがあります。
派手ではないけれどその風合いの豊かさが、何気ない食事にささやかな楽しみを添えてくれます。
WRITTEN by Maori Ota