フィオレンテFiorente

フィオレンテは、特別な時間をやさしく引き立てる、磁器の花形ボウルです。

料理を盛り付けるだけで、空間に華やぎが生まれ、料理が特別な一皿へと変わります。

名前の意味は、イタリア語で「花が咲く」。その名の通り、うつわそのものが花のように佇み、上質なひとときを演出する存在を目指しました。

 

デザインモチーフは木蓮。

木蓮は、まだ空気に冬の名残がある頃、凛とした佇まいでいち早く花を咲かせ春を告げる花。

古くから縁起の良い花として親しまれ、始まりや希望を象徴する存在でもあります。

 

中でもこだわったのが、繊細なレリーフ表現です。

ふわりと花開き、6枚の花弁が重なり合うその姿をスケッチし、自然の動きをそのままうつわに写し取るように、何度も形をスケッチしました。

花びらの稜線や筋は、内側と外側の動きを連動させ、どこから見ても自然な流れを感じられるように

緩やかな起伏を持たせることで、光を受けたときに陰影が生まれ、より華やかな表情をみせてくれます。

 

花の筋は、ふっくらと丸みのあるレリーフに仕上げました。

満開の花が一番美しい瞬間、その一瞬のかたちをそっと切り取ったような、植物が咲き誇る生命感を大切にしています。

 

直径20cmのボウルは、テーブルの主役として存在感のあるサイズ。

丸みのあるフォルムが自然と料理を中央に導き、盛り付けるだけで整った印象に。

料理そのものも花のように美しく引き立てるうつわです。

 

前菜やデザートはもちろん、煮物やそうめん、和え物など和食とも相性がよく、磁器の清潔感と花形の柔らかさが、料理のジャンルを問わず自然に溶け込みます。

 

色は3色展開、形の美しさが最も引き立つことを重視して選びました。

白は、凛とした清らかさの中に柔らかさを感じる色。料理の色彩を引き立て、花の造形を際立たせます。

ライトグリーンは、瑞々しく穏やかな印象。春の草花を思わせる色合いで、食卓に軽やかな彩りを添えます。

ブルーは、静けさと品のある佇まい。光の当たり方で表情が変わり、モダンにもクラシックな印象にも変化します。

合わせる食器や料理によって、さまざまな表情を楽しめるうつわです。

 

フィオレンテが、食卓に花を咲かせるように。大切な人と過ごす時間や、心を整えたいひとときが美しく、やさしく彩られますように。

Directed by Asahi Taira

トップへ戻る