marumitsu poterie
studio m’


2020 Automne-Hiver Nouveaux Produits

A special column where the designers themselves tell us what's new for Autumn/Winter 2020

WRITTEN //  Risa Fukui

Crochet

クロッシェ


心惹かれる繊細なレース模様を食卓に


手で一針づつ編まれたレースは繊細で温かみがあります。

作り手の思いが詰まった優しく上品なかぎ針編みのクロッシェレースのように、

1枚あるだけで食卓を華やかにしてくれるプレートを企画しました。



磁器素材の魅力を生かした装飾

レース装飾を思う存分表現できるように磁器素材を選びました。

土の粒子が細かい磁器だからこそ、繊細な装飾もくっきりと凹凸が浮かび上がります。

粗い土だと装飾部分に土が入り込まず欠けてしまうため

磁器ならではの美しい仕上がりです。


また磁器の白さによって、絶妙なニュアンスの色が綺麗に発色します。



こだわりの技法

釉薬の溜まりによって控えめに現れる細かなドット、

素地の膨らみによりくっきりと飛び出てくる装飾、

ハートの形の可愛らしい穴。

1枚のプレートの中でレースの編み込みが感じられるように、効果的に技法を組み合わせています。


よく見ると、1枚のプレートの中でもドットのサイズが微妙に異なります。

ドットのサイズ感を0.5mmづつ変化させることで、リズムが生まれました。


クロッシェで1番のこだわりは穴の技法です。

リムに穴をあけて光と影を装飾として取り入れました。

食卓に落ちる影も美しく演出できるよう、試行錯誤して出来上がりました。



裏のデザインも可愛らしく仕上げているので注目してくださいね。

写真は150プレートの裏印です。


冬の空気を纏ったような色

レースを思わせる優しい白、奥深いグリーン、落ち着いたグレーの3色です。

冬の空や澄んだ空気、氷が張った湖などの情景が広がる素敵な色が出来上がりました。


グリーンとグレーはクロッシェのイメージに合わせて調合し、

装飾が際立つ透明感のある釉薬でクラシカルな雰囲気に仕上げました。

普段の食卓に合わせやすい落ち着いた色合いです。



重なりが美しいサイズ展開

2サイズ展開で

190プレートはケーキ皿、150プレートはパン皿サイズです。

使いやすい盛り面の広さを考えると同時に、重ねた時に美しく見えるサイズ感も大切にしました。

なので2枚重ねて使っていただくとより綺麗です。


日常使いや誕生日、ハロウィンやクリスマスなど秋冬の楽しみなイベントでも

前菜やケーキ、取り皿として活躍します。

敷き皿としてプチカップやココット、スープカップと一緒に使うのもおすすめです。



料理を着飾るような感覚で1枚で使っても美しく、

装飾を生かした組み合わせを考えるのも楽しいクロッシェで

いつもの食卓がさらに楽しい空間になりますように。


WRITTEN by Risa Fukui

1 minute movie of the new product