EARLY BIRD / アーリーバード



前回の2018春夏の新作、アーリーバードにラウンドLが加わりました!
ケーキ皿のサイズがあったらかわいい!
というお声をお客様から頂いて実現した企画です。




アーリーバードの意味って何だったっけ、
という方もいらっしゃると思うので簡単にご紹介します。
early birdは英語の慣用句で「早起きの人」「早く到着する人」
あるいは「早朝の」という意味があります。
The early bird catches the worm(早起きは三文の徳)のことわざにも登場します。
そんな言葉からイメージを膨らませ、出来上がったのがアーリーバードの器。

朝早く起きて朝食を作ったり、本を読んだり、散歩をしたり…
朝一番に自分を整える時間を持つ。
そんな素敵な一日の始まりにそっと寄り添う器として出来上がりました。



ハンドペイントによる色ムラ、濃淡やズレも手作りならでは。
あたたかみがあり、一枚一枚違うという特別感。
1枚の同じプレートであってもじっくりみると色に差があるので
ぜひお気に入りの一枚を見つけて頂きたいです!



サイズはこちら。
ラウンドプレートL:W195/D195/H23

ケーキ皿のサイズといっても色々なサイズがありますが、
リムのバランス、プレートSを重ねた時の印象を考えて195に行き着きました。
プレートSに重ねるとリムが2重になり、
大きなツバメと小さなツバメが両方見えます。

小降りなサイズから大きくするにあたって最も重要視したのが形状。
そのまま拡大するとバランスが悪くなり、違和感が出てしまいます。

可愛らしさを保ちながらケーキプレートサイズとして使いやすくしたい!
その思いをもとにサイズをリサーチして
盛り面の広さ、リムの幅を変えて印象の違いを見ていきました。


プレートの高さは1mm単位で変更しながら修正を繰り返しました。
側面図の黒い線が初めの形状で、赤い線が最終形状です。
高台(ハマ)のサイズもかわっていますね。
高台は裏の印象に大きく関わってきます。
表のかわいらしく繊細な雰囲気と合わせるために高台の厚みを調整したり、
アーリーバードシリーズで統一感が出るようにプレートSとも比較して
裏のデザインができました。


実は、ツバメのサイズにも変化があるんです!
右はラウンドプレートSをそのまま拡大したツバメ。
ツバメが窮屈そうなので、
少し余裕を持たせて気持ち良さそうに飛ばしました。


手にしたときの感覚、プレートを持ち上げる際の手の入り具合や
何枚か重ねた時の隙間にもこだわっています。
サンプルが出来ると、そういった細かい所までチェックしていきます。


サンプル段階で問題になったのが手に持ったときの重量感。
盛りつけたり運んだり、洗ったりする中で食器の重さは使いやすさを左右します。
適度な厚みを残しつつ、既存のSサイズの雰囲気を大切にして
型屋さんに少し削って修正してもらい今のアーリーバードができました。





重ねたときのプレート同士の隙間が狭いので美しく積み上がっていきます!
食器棚の収納でも綺麗に重なっているのは気持ちが良いです。



丈夫な磁器素材なので、日常使いにも気兼ねなくお使い頂けます。
ケーキ、パン以外にも使って頂きたいです。
プレートを敷き皿にしてスープカップやグラタン皿を置いても可愛らしいです!
お手持ちのプレートを重ねてみると、レストランのような雰囲気になります。

ツバメは縁起の良いモチーフとしてお客様に喜んで頂けていて、
誕生日、記念日などの大切なイベントの席にもぴったりです!
小さなメイン皿として使うと存在感がありますよ。



まだまだ暑いので朝起きるのはそれほど苦ではないですが、
秋冬は寒くて朝起きたくない!となることが多いのではないでしょうか。

そんなとき可愛らしいツバメとともに朝から食事の時間を楽しんで、
気持ちよく飛ぶツバメのように1日をお過ごし頂けたら嬉しいです。