「ブーブー」

「ブヒ」

今にもそんな鳴き声が今にもしてきそうな、この「ポルクブラン」。

スタジオエムの、ギフト限定アイテムとして存在しています。

この豚を初めて見た時あまりにもリアルにできていて、ちょっと怖いくらいでしたが

見れば見るほど、だんだん可愛く見えてくるように。今では味わい深さすら感じます。

現在、お取扱い店舗も少なく、手に取ったことのない方も多いはず!ということで、

この子の魅力をお伝えしていきます!


▲書かれているメッセージが深い!▲

「il faut garder une pomme pour la soif.」

直訳すると、「のどが渇いた時の為に、リンゴを用意しておいた方がよい」

これはフランス語のことわざで、「何か困ったことがあったときの為に、準備をしておいた方が良い」という意味になります。

もしもの時の為に、日ごろから地道に貯金をした方がよいというメッセージです。


もうひとつ書かれている、

「L'argent ne fait pas le bonheur, mais il y contribue.」

これは、「お金はあたなを幸せにしませんが、あると役に立ちます」という意味になります。


どっちも、お金に関する深いメッセージ性があります...。確かにお金はあった方がいい。けどなかなか貯まらない...という方は

このメッセージを教訓にして、お金を貯めてみてはいかがでしょうか。


▲あまりにもリアルにできている、お気に入りの部位▲
 

見ていくと、ほんとに細かい部分が良くできています。

まずは顔。

ちょっとニヤついているような、不細工な表情をしています。

ポルクブランは、この何とも言えない表情にこだわってデザインをしたそうです。

目の形や、口が若干笑っている所等、細部までよく作りこまれているなあと感心します。


そして、三重あご!

この、陰影すら計算された造形が見事です。思わず手でボヨンボヨンと触りたくなってしまいます。


このポルクブランの細かな造形は、瀬戸の技術が結集したもの。

マルミツポテリがあるここ瀬戸市では、こうした人形のような細かい造形を得意としていました。

どうやってこの立体の豚が作られたかというと、

まずマルミツポテリで企画がデザインをします。いくつかの角度から立体的にスケッチを描きます。

スケッチはこちら。

このスケッチが、こちらに。

職人さんに立体の形にしてもらいました。それもすべて手掘り。

スケッチから立体にしてしまうって、凄くないですか?

どの角度から見ても、本当にリアルでなんですよ。

ずっと見ていても見飽きません。


ポルクブランは、きれいな磁器を使い、色を塗らずに透明釉で仕上げています。

真っ白な豚だからこそ、陰影が立体感をつくり、形の美しさが際立っていると思います。


 
 

▲お金ってどうやって出すの?という疑問に対して▲

ポルクブランには中に貯めたお金を取り出す穴を作っていません。

その為、方法は2つです。

残念ながら、壊して開ける方法もございます。

でもそうやって豚の貯金箱は割ってあげた方が良いんですよ。


豚の貯金箱は世界中で作られているのですが、それは豚が縁起の良い動物とされているから。

イギリスで養豚が栄えたころ、同時に豚の貯金箱が作られ始めたそう。

大きく育った美味しい豚のお肉があれば、食べ物に困ることがない為、豚は裕福な象徴とされています。

大きくなるように、子豚のころからエサを与えて大切に育てます。

大きくなったら、その命に尊さを覚えながら、有難くいただきます。


だから貯金箱も、日々お金を貯めて、たくさんたまったら、

「十分貯めた!それではいただきます!」と、豚に感謝しつつ、割ってしまいましょう。


お金を貯めることを学んでもらえるために、

子供さんへのプレゼントにも良いかもしれませんね。

もちろん、インテリアとしても可愛いので、色んなギフトに選んでいただけます。


さあ、見ているうちに、だんだんこの豚さんに愛着が出てきたのではないでしょうか。

幸せを呼ぶ貯金箱、「ポルクブラン」のご紹介でした。


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