FLEURON

フルロン



シリーズ名は「花形装飾」という意味があるフルロン。

梅の花を模した形はふっくらと愛らしく存在感があります。



料理映えする華やかな丼で、

旬の食材を使った料理を味わってほしいとの思いからスケッチを進めていきました。



豊かな海の幸を盛り付けた海鮮丼や

季節の山菜を使ったかき揚げ丼などのメニューから

家庭の食卓に合うサイズ感を考えました。  



一番のこだわりは表面を覆う凹凸レリーフ!

表裏で対応しており、原型で両側から彫り込んでいます。

シンプルな形に線を彫るだけでも根気のいる作業ですが、

花形に線を彫るのはさらに高度な技です。


線は合計約200本。

少しでも彫る位置がずれると器自体の厚みが変わってしまう難しい形です。

真っ直ぐな線は力を入れて彫らなければぶれてしまうため、集中力と体力が必要です。



釉薬がかかった時にレリーフが最も美しく見えるよう

彫りを深くデザインしています。

口元は玉淵にすることで、かわいらしい丼に仕上がりました。

変形の器は食卓にリズムが生まれ、

細かなレリーフは釉薬の表情を生み、料理をひきたたせるアクセントになります。



釉薬は透けた赤土の雰囲気が魅力的な3色です。

白、グレーはぽってりとしていて装飾の見え方が柔らかくなります。

アメは溜まりが濃く出ることでレリーフの繊細さが際立ちます。

食材の色が映える色展開となっています。


高台が高いのもフルロンの特徴です。

和の雰囲気が強く出せるとともに熱の伝わりを軽減させる効果があり、

持ちやすさに繋がります。

横や裏から見た姿にもこだわり、高台も梅形になっています。



盛り付ける部分にも連動させて、花形の釉溜まりを作りました。

丼の底に小さな梅が現れることで食べ終わった後に余韻が残ります。



シンプルにまとまってしまいがちな丼ごはんも

愛嬌のあるフルロンに盛り付ければわくわくしてきます。

個性的な丼で華やかな演出をお楽しみください。


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