March 01-Tue
栄養価の高いウナギは食欲減退防止効果があり、夏のスタミナ料理として定番ですよね。
しかしあまり知られていませんが、
ウナギの旬は秋から冬にかけてと言われています。
秋口になると「新仔(しんこ)ウナギ」というとても人気なウナギが市場に出回るからです。
国内では毎年12月~4月にかけてシラスウナギ漁が行われ、
水揚げ後養殖池で養殖され約10ヶ月かけて食べごろサイズまで育てます。
この養殖期間が1年未満の若いウナギを「新仔ウナギ」と呼び、
1年以上経過したウナギを「ひね仔ウナギ」と呼びます。
新仔ウナギは若いだけあって身も皮も柔らかく小骨も細くて食べやすいウナギで、
ひね仔ウナギは皮も固く小骨も太くなる傾向にあります。
一般的に新仔ウナギが好まれる為、
この新仔ウナギが出回る秋から冬にかけてがウナギの旬と言われているのです。
新仔ウナギの一本蒲焼×リーフ長盛皿 緑
新仔ウナギは口の中に入れると上質でジューシーな脂が広がり、
舌の上でとろけるような柔らかい身がとても美味しく人気です。
またウナギの蒲焼は赤ワインにもよくあいます。
新仔ウナギの赤ワイン煮×ラーゴ7寸皿 銀彩
土用の丑の日に「う」のつく食べ物を食べると体に良いという風習もあり夏のウナギは外せませんが、
秋から冬にかけての寒い時期に熱燗と一緒にウナギの旬を味わうのもいいですよね。