器をひとつ選ぶだけで、買ってきたおやつも、季節を感じるひとときに変わっていきます。
「今日はどの器にしよう。」
今回のおやつは、旬のいちじくを使ったフルーツサンド。ふっくらとしたいちじくと真っ白なクリーム、その断面の美しさを眺めながら、秋らしい器を選んでゆっくりいただきます。
1. きょうの一皿 旬のいちじくを、フルーツサンドで
お店で見つけた、いちじくのフルーツサンド。ふっくらとしたいちじくを、たっぷりのクリームとやわらかなパンで挟んだ、秋のおやつです。
いちじくの淡い紫色と赤みを帯びた果肉、真っ白なクリーム。カットされた断面には、果物ならではの瑞々しさが詰まっていて、見ているだけでも季節を感じます。
せっかくの旬のおやつだから、今日はそのまま袋から出して食べるのではなく、器にのせて楽しむことに。
「どの器にのせよう?」フルーツサンドを眺めながら、秋の食卓に似合う一枚を選びます。
2. どの器にする? 秋の果実に似合う、3つの器
フルーツサンドの断面がよりきれいに見えそうな器を選びたい。候補にしたのは、ヴィーニュ、オルナータ、アソルティの3つです。

ヴィーニュオーバルプレート グレー
ひし形のフォルムに描かれたぶどうの絵柄が印象的な一枚。グレーの絵付けがどこかクラシカル。いちじくをのせると、器のグレーと果肉の色とのコントラストがはっきり現れそう。
オルナータ30㎝プレート 白マット
アンティークの器のような雰囲気を持つリム皿。マットな質感はいちじくのみずみずしさがより引き立ちそう。器の落ち着いた表情と、果物のフレッシュな色との組み合わせも素敵。
アソルティプレートL 黒
艶消しの黒が全体をきゅっと引き締めてくれる一枚。フルーツサンドを合わせると、シックで大人っぽい印象になりそう。
どれも素敵で、試してみたい気持ちでいっぱい。そんな中から、今回はヴィーニュに決めました。秋らしいぶどうの絵柄とクラシカルな雰囲気が、旬のいちじくにしっくりきます。ひし形の形も少し特別感があって、いつものおやつを楽しむのにちょうどよさそうです。
3. 器をしつらえて 断面を楽しむ、秋のおやつ支度
ヴィーニュに、フルーツサンドをそっとのせます。いちじくの断面がきれいに見えるように置いてみると、グレーの絵付けとのコントラストで、淡い紫や赤みのある果肉がぱっと目に入ります。ひし形の器に描かれたぶどうのモチーフと、いちじく。どちらも秋の実りを感じさせるものだから、並べてみると自然と季節感のある一皿になりました。
合わせるのは、温かい紅茶。ブリュロのカップソーサーに秋摘みのダージリンティーを注ぎます。
フルーツサンドの甘さを楽しみながら、紅茶をいただくコーディネート。カップを器のそばに置き、取り皿としてチュチュプレートを用意。たくさん飾らなくても、器とフルーツサンド、温かな飲み物があれば十分。秋の午後を楽しむ準備が整いました。
4. いただきます いちじくの瑞々しさを、秋の器とともに
そっとサンドイッチを手に取ると、やわらかなパンとクリームの間から、いちじくの果肉がのぞきます。ひと口食べると、いちじくのやさしい甘さに、クリームのまろやかさ。ぷつぷつとした種の食感も心地よく、みずみずしい果肉が口の中に広がります。

旬の果物を使ったフルーツサンドは、それだけでも十分かわいらしいおやつ。でも、器を選んで盛りつけてみると、季節を楽しむ時間がもうひとつ加わります。
ヴィーニュに描かれたぶどうを眺めながら、いちじくをひと口、紅茶をひと口。買ってきたフルーツサンドも、どんな器にのせようかと考えるところから、ゆっくり味わう時間になっていきます。
