ラテン語で“起源”を意味するオリゴシリーズ。
陶磁器の始まりとも言える大地、その力強さや躍動感を表現できる土、釉薬にこだわった器です。
荒々しくも整然と料理を受け止め、空間に特別な余韻を生み出します。

余白を生かした盛り付でき、フォーマルで洗練された印象を与えます。

↑上段 :250ディーププレート、下段:220ディーププレート
サイズ展開は、250ディーププレート、220ディーププレートの2形状。リム幅を大きく取り、盛り面は小さめのフォルムに。

↑ 左:250ディーププレート(粉引)、右:220ディーププレート(粉引)
広いリムは、盛り付け部分とのコントラストを際立たせ、一皿を演出する舞台装置になります。

↑250ディーププレート
250ディーププレートはリムを緩やかに立ち上げた印象的なフォルム。リムと盛り面が自然につながるデザインにより、メインプレートとしてはもちろん、煮込み料理などを盛る鉢のような使い方にも適しています。

↑220ディーププレート
220ディーププレートのリムはできるだけ水平にし、高台も極力小さくすることで、浮遊感のある軽やかな佇まいを目指しました。高台が小さくリム幅の広い形状は、焼成することで傾きや歪みが生じます。それぞれの揺らぎと均一ではない様は唯一無二の個性を感じさせます。

↑ 220ディーププレートの裏面(白萩窯変)

↑250ディーププレートの裏面
素材には、赤荒土を使用。砂や鉄分を含んだ粗い鉱物が力強い存在感の源です。焼成すると、自然な凹凸やざらつきが現れ、多様な景色が生まれます。整いすぎないこと、均一でないこと。土と火が
つくる自然の表情を楽しませてくれます。
赤荒土にどんな釉薬を合わせるべきか何度も検討しました。サンプルを重ねる中で、
最終的にしっくりきたのは、日本の古典的な釉薬でした。陶磁器の始まりから進化する過程で古来より親しまれたものです。中でも白萩窯変は大地や自然の記憶を表現するかのような表情です。

【白萩窯変/しろはぎようへん
】
白萩窯変の最大の魅力は、一つとして同じ表情がないこと。流れるような釉薬の動き、大きく開いた鉄分のあと、黄味をおびたり、青みがかったり、一点ごとに異なる風合いは誰も予期できない。その自然から生まれた唯一の一皿を手元に置き、1枚1枚眺め使う贅沢な時間をぜひ楽しんで欲しいです。

【粉引/こひき
】
化粧土でコーティングしつつ、荒土の凹凸を写し取ったボコボコとした風合い。
透明釉を掛けていますが、過度な光沢は抑えられ、柔らかく落ち着いた表情です。土の鉄分が発色してうっすらとピンク色に変化したり、粉引の薄い部分から赤土が顔を出す様も味わい深いです。

【織部/おりべ】
釉薬の濃淡が生む奥行きと、釉の薄掛け部分に現れるほのかな焦げ感が、表情豊かな景色を描き出します。
荒々しい土のテクスチャーと織部釉が重なり合い、力強さの中に静けさを感じさせます。
こっくりと深みのある緑が、器に品格を与え、特別感のあるテーブルに。
日本の古典的な釉薬と、西洋的なリム皿形状の組み合わせが、
新鮮なテイストを作り出しています。

250ディーププレートはパスタやカレーはもちろん、ステーキや魚のポワレのようなメイン料理を盛り付けてもスケール感のある一皿に。

220ディーププレートはソースやスープを絡めて頂くような料理や、リゾット、
小量仕立てのパスタ、ソルベにフルーツソースを添えたデザートなど、
余白を活かした盛り付けで、料理の世界観を際立たせます。家庭では揚げ出し豆腐や、おかゆのような
シンプルな料理も見栄えします。
表情豊かな赤荒土と味わい深い釉薬、現代的なフォルムを掛け合わせた一枚は、
料理を盛ることで完成します。プロの現場でも、日々の食卓でも、ぜひお使いいただきたい器です。