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キャラメル色のおやつ時間と、エタンセルの夜器とわたしの小さなしつらえ
vol.7

読了時間の目安:5分

器をひとつ添えるだけで、買ってきたおやつの時間も、自分の暮らしの景色にふんわり溶け込んでいきます。「今日はどんな器にしよう。」その小さな選択が、いつもの“夜のおやつ時間”をほんの少し特別にしてくれる。

食後に少しだけ甘いものがほしくなるわたしにとって、夜のおやつは一日の終わりの小さな楽しみ。今回はそのひとときを、ビスケットサンドとエタンセルでしつらえてみました。

1.きょうの一皿 お気に入りのビスケットに、新しい発見

夕食を終えたあとの、私のささやかな習慣。一日の締めくくりに、甘いものをひとつ。小さなお茶の時間があるだけで、夜の時間がぐっと柔らかくなる気がします。

そんな食後に食べるおやつを求めて、輸入食品を扱うグローサリーストアにふらりと立ち寄ったときのこと。おなじみの四角いロータスビスケットがずらりと並ぶ棚の端で、ふと見慣れないパッケージが目に入りました。

丸いフォルムのビスケットサンド。赤地に白のロゴ、“ビスコフクリーム”の文字。
思わず手に取りました。あのキャラメルとシナモンの香りをまとったロータスが、クリームを挟んでまあるくなったなんて…。その姿を見た瞬間、「夜のおやつはこれにしよう」と決めました。思わぬ出会いに胸が高鳴ります。

2.どの器にする? ビスケットの温度を感じたい

丸いビスケットサンドは、こんがりと焼けたキャラメル色。キャラメリゼした砂糖のように、ほのかな赤みを含んだ甘い色をしています。夜の照明にやわらかく映えるこの色に寄り添う器を選びたくて、できれば、お菓子の甘さと香ばしさをそっと引き立てる“ビスケットの温度”を感じる器。

今日は、キャラメル色〜アメ色の器を中心に候補を並べてみました。

エタンセル170プレート

光のきらめきを閉じ込めたような繊細な縁取り。ほんの少し上品さが宿るので、シンプルなおやつでも“整ったひと皿”に見せてくれる。

ポンポネ150プレート

ぽん、と花が咲くような小さな輪郭。やわらかな陰影が生まれ、ビスケットサンドの丸さと響き合って、よりかわいらしい表情に。

フェルメ6.5”プレート

深い琥珀を思わせる、落ち着きあるツヤ。素朴さとクラシックさが同居し、キャラメル系のお菓子との相性は抜群。

どれも魅力的で迷ってしまうけれど、今日はエタンセル(キャラメル) を選びました。細やかな縁がビスケットの模様と呼応し、テーブルに小さな“可愛い世界”をつくってくれそうだから。

3.器をしつらえて あたたかい色で作り上げる

エタンセルの中央に、そっとビスケットサンドを重ねて置きます。ビスケットに刻まれた細やかな模様と、エタンセルの器の上品な縁どり。ふたつが重なるだけで、まるで絵本の中のおやつのように“ひと皿の世界”が立ち上がります。照明を暗くして、お気に入りのキャンドルをポンポネ100プレートとともにセッティング。あたたかく穏やかな光が心を落ち着かせてくれます。

お気に入りの雑誌を開きながら、ロンブルマグに淹れたあたたかいブラックコーヒーを啜る。アイボリー調のやわらかな色合いは、キャラメル色のお皿を優しく受け止めてくれます。ただパッケージを開けただけのおやつなのに、器に移すだけで“誰かが整えてくれたみたいな時間”になる。器の存在が、暮らしの景色をひとつ上品にしてくれるのだと改めて感じます。

4.いただきます ひと口で満ちる、キャラメルの幸せ

よく知っている、こんがりキャラメルの甘みとほのかな塩気がする味わい。このバランスが好き。すぐあとに、やわらかなクリームの甘さがふわっと広がり、シナモンの香りと重なる。クリームがあることで、いつもよりひと口の贅沢感が増します。夜の静けさの中で、小さなご褒美をもらっているような気持ちに。コーヒーを合わせると、甘さがほどよくほどけていき、また次のひと口を誘う優しい余韻が残ります。

“食後のおやつも、器をしつらえるだけでちゃんと豊かになる。”

そう実感しながら、カップを置き、ひと息つく。一日の終わりに、こうして甘いものと向き合う時間があるだけで、気持ちがすっとほどけていくのを感じます。キャラメル色のお菓子と、キャラメル色の器。色や質感がそろうと、テーブルの上に小さな調和が生まれ、心まで静かに整っていく。

忙しかった日も、特別なことがなかった日も。器をひとつ選び、おやつをしつらえることで、夜はやさしく締めくくられる。そんな静かな満足感に包まれながら、今日もまた、いつもの夜のおやつ時間を終えました。

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