February 03-Thu
「京野菜」や「加賀野菜」などブランド化されている伝統野菜。
伝統野菜とは特定の地域や場所で古くから栽培されている野菜のこと。
1960年代後半、都市部に人口が集中し始め、食材の大量生産や大量流通が求められ、
「栽培に手間がかかる」「大きさや品質が不均一」などの理由で伝統野菜の生産数は激減しました。
しかし近年、地産地消の関心が高まる中で「地方食材のちから」として伝統野菜が見直されています。
愛知:愛知大晩生キャベツ 見た目は脈が多く太いのが特徴。葉肉は厚く甘みがある。
塩とニンニクのシンプルな味付けでキャベツの甘みを活かしたパスタ。
岐阜:飛騨一本太ねぎ 肉が良くしまり甘みと粘りがあるねぎ。
たっぷりのオリーブオイルでコンフィしておつまみに。
三重:松坂赤菜 紅色で大根に似た形状の野菜。
大根のような苦みが少なくシャキシャキした歯ごたえでサラダに合う。
石川:加賀れんこん 他のれんこんより穴が小さく粘りが強い。
甘酢漬けで常備菜に。
日本各地にはその気候風土に合った伝統野菜が栽培されています。
同じ品種でも味が異なり個性的なのは、まるでワインのようなテロワール(土地の個性)が決め手になっているようです。
伝統野菜を使って「旬」にこだわる飲食店は今後間違いなく注目されることでしょう。
ちなみにこの記事で紹介した器は全て青系ですが、お気づきになりましたか?
青色は野菜の色にない色。
青系の器は野菜の色を際立たせて美味しそうにみせる効果があるのです。
器選びの際には是非参考にして下さい。