
お茶を注ぐと、カップの内側に花のかたちがふんわりと浮かび上がり、
まるでテーブルの上に花が咲いたような華やかさを演出します。
「ルブケ」はフランス語で“花束”の意味。
花型のカップ&ソーサーが並ぶテーブルは、まるで花束のように可憐で優雅な印象に。
お茶の時間に笑顔が自然と広がる、そんなシーンを思い描きながら企画されたシリーズです。


デザインは、ヨーロッパのアンティーク食器からインスピレーションを得て生まれました。
全体のフォルム、ふくらみ方、取手の装飾に至るまで、細部にこだわりを詰め込んでいます。
花びらの枚数や膨らみの具合を微調整することで、上品さと個性を両立した絶妙なバランスに仕上げました。
特に取手は、繊細でエレガントな曲線を描き、デザイン全体を優美に引き立てています。


この装飾的で複雑なフォルムは、熟練した型職人の手仕事によって形作られています。
ルブケのような繊細な形状は、型作りにおいても高い技術が求められ、何度も試作を重ねながら丁寧に作られています。
石膏型のもととなる「原型」は、職人が一つひとつ石膏の塊を彫り出して制作。
特に立体的な装飾部分は、手彫りで仕上げられるため、時間と手間がかかる工程です。

カラーは、白・ペールピンク・ペールグリーンの3色展開。
淡いパステルカラーが花のかたちをやさしく引き立てます。
なかでもピンクとグリーンは、ルブケのためだけに特別に調合された色味。
お茶の色が美しく映えるので、ハーブティーなどにもぴったりです。

裏印は、職人の手彫りによる印判を使用し、ひとつひとつ丁寧に焼き付けています。
窯元での仕上げも、すべて手作業で行われ、細部までこだわり抜かれた一品です。

華やかなデザインと繊細な手仕事が詰まった〈ルブケ〉のカップ&ソーサーは、
ご自宅でのティータイムを優雅に彩るだけでなく、贈りものとしても大変おすすめです。
特別な時間にふさわしい一客を、ぜひお手元にお迎えください。