亀福
亀福と新色ブロス 5寸ボール ↓
「 福々しい豊かな食卓に 」
肌寒くなると鍋料理が多くなりますが、気軽に使える土鍋があればと思いました。
水炊きや豆乳鍋などはもちろんおかゆ、湯豆腐、田楽、肉や野菜の蒸し焼きを作って、
熱々のままテーブルに置いてシェアすれば簡単で豪勢な夕食になります。
そして取り分け用の器として既存商品のブロス 5寸ボールに新色を追加して、
セットで使えるようなラインナップにしました。
持ち手のない形
亀福 8号鍋の胴体には持ち手がありません。
その代わりにしっかりとした縁取りがあり、
360度どの部分を持っても持ち運びができるようになっています。
蓋はおおらかなカーブを描きながら亀の甲羅のようなシルエット。
囲み鍋や野菜の蒸し焼きなど具をこんもりと入れて蓋ができます。
蓋の大きなつまみは、おおらかな全体のフォルムのアクセントになっています。
ひっくり返してテーブルに置く時も安定します。
また、蓋をひっくりかえせば持ち手もないので、コンパクトに収納できます。
鍋の底裏には亀福のロゴが入っています。
火にかける度に黒く焦げていく様子もまた迫力が出てきて楽しめます。
囲み鍋だけじゃない
大きすぎず、少人数で囲む土鍋として丁度いいサイズ感です。
二人鍋なら最初から具材をすべて入れて1回転でちょうどいい量。
胴体も深くなりすぎないように考えました。
卓上のコンロに設置するとさらに目線が高くなり中身が見えづらかったり、
具材が取りづらかったりするので、吹きこぼれにくい範囲内でできるだけ浅めの形状にしてあります。
水炊きなどの囲み鍋以外にも肉や野菜の蒸し焼きをキッチンのコンロで仕上げて、
そのままテーブルで熱々の料理を食べるのもおすすめです。
土鍋を通して伝わる熱は柔らかで、じんわり、ゆっくりと食材に伝わり、
食材本来のあまみ、うまみを引き出してくれます。
ぜひ土鍋で蒸し焼きにした野菜の味の美味しさを味わって頂きたいです。
他にも、ビビンバやアクアパッツア、パエリアなどの代わり種も季節に関係なく楽しめます。
ほっこりとした気分に
少し黄みがかった粗土の素材にこだわりました。
どことなく柔らかでおおらかな表情は寒い日の夕食をよりほっこりとした気分にしてくれます。
また成形後に表面を削り出しているため、粗土の石目が表に現れより素材感を感じられます。
白、山吹、黒の3色展開です。
白は全体手に少しグレイッシュで釉が溜まったり流れたり、まるで砂糖菓子のように白く釉だまりができます。
山吹はべっこう飴のようで透明度があり粗土の素材感を一番ダイレクトに感じます。
黒はツヤがあり雑炊やうどん、湯豆腐など、料理映えする色味です。
ブロス 5寸 ボール 新色登場!
亀福を企画する中でお揃いで使える取鉢も必須アイテムでした。
土鍋と同じ素材の耐熱土で作るのが難しく、企画自体を諦めかけていました。
既存商品ブロスに使われている土は粗めの白土で、とてもおおらかな表情をしています。
亀福の素材感と通じるものがあり、ブロスで亀福と同じような色味になるよう調整しました。
シンプルな形状のブロスですが、粗土からは鉄粉や土の凹凸が表情豊かで力強さを感じます。
手に持つと軽やかで、緩やかな内側の曲線はレンゲやスプーンなどもスムーズに使えます。
亀福とお揃いの色味で合わせても統一感がありますし、違う色味を混ぜても変化があって楽しめます
亀福とブロスをセットにして、ぜひキッチンに迎えてみてはいかがですか。
毎日の食卓が福々しく豊かになることを願って...