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器をひとつ選ぶだけで、食卓の景色が変わるように。暮らしに花を添えるだけで、部屋の空気はふわりと軽やかになります。
今回は、SNSで見かけたワイングラスに球根花を活けるアイデアから。いろんな高さのグラスに、ちょこんと春の花。その自由で軽やかな佇まいが愛らしく、思わず真似してみたくなりました。
SNSで見かけたのは、ワイングラスにミニ球根の花を活けた写真。高さも形も違うグラスに、春の花が軽やかに揺れていて、その自由さがとても印象的でした。花瓶は口元が窄まっているほうが活けやすい。そんなふうに聞いてきたからこそ、口の広いワイングラスは少し難易度が高そうに感じます。
けれど、春は球根花がいちばん豊富な季節。小さくて、茎も華奢で、どこか素朴。その可憐さなら、透明感のあるグラスにもきっと似合うはず。温かくなってきたこの時季だからこそ、ガラスの器で涼やかに挑戦してみたいと思いました。
そして向かった花屋さんで選んだのは、赤い原種チューリップテタテ、白いミニチューリップ、クロッカス。どれも小さなミニ球根の花たち。そこに、ひときわ存在感のある黄色のチューリップを加えました。

使うのは、ハンドメイドグラス。ひとつひとつ微妙に厚みや揺らぎが異なり、光を受けるとやわらかな陰影が生まれます。
小さな球根花には、ゴブレット、ワイングラス、タンブラー(S)を使って。高さの違うグラスに活けることで、背丈の低い花も自然と立体感を持つと思いました。一方、大きな黄色の一重咲きチューリップにはピッチャーを。水をたっぷり含ませ、のびやかに。ミニ球根とはあえて器のスケールを変え、空間のアクセントとして扱うことにしました。
小さなものは愛らしく。大きなものは堂々と。器の選び方で、その役割をそっと決めていきます。

ゴブレットに白いミニチューリップ。ワイングラスに紫のクロッカス。タンブラー(S)にはチューリップテタテ。どれも小さな球根の花たちが、口の広いグラスの中で、きっちりと整いすぎず、少し自由に揺れています。ピッチャーには、黄色の一重咲きチューリップ。茎のラインがゆるやかに弧を描き、ひとつだけ堂々とした存在感。
並べてみると、大小のリズムが生まれ、まるでテーブルの上に春の小さな庭ができたよう。活け終わった瞬間のこの景色も、しつらえの大切なひとときです。
その不安定さこそ、春らしい。きちんとまとめなくてもいい。ガラスの透明感と、花々のたおやかさが重なり、暮らしのなかに、軽やかな余白をつくってくれます。

大小に並んだ春の景色を、今度は家の中へそっと散らしていきます。ただ飾るのではなく、ふとした瞬間に目に入る場所へ。
ワイングラスにのったクロッカス。寝室のサイドテーブルに置くと、目覚めたとき、あるいは灯りを落とす前、静かな紫がそっと寄り添ってくれる。

赤いチューリップ〈テタテ〉は、玄関横のディスプレイ棚へ。扉を開けたとき、すっと視界に飛び込んでくる小さな赤。外から戻ったときも、出かける前も、短い一瞬に春を感じさせてくれます。

白いミニチューリップは、洗面台に置けば、水面とガラスの透明感が重なり、清潔で凛とした空気が広がります。

そして存在感のあるピッチャーに活けられた、黄色の一重咲きチューリップ。階段下の椅子の上へ置けば、そこが自然と家のフォーカルポイントに。日常の動線の途中に、ひとつの春の日だまりが生まれました。

家の中を歩くたび、それぞれの高さで、違う春が目に入る。ハンドメイドグラスの揺らぎと、春の花の可憐さ。その組み合わせが、暮らしの景色を、ほんの少し軽やかに変えてくれました。そのたびに気づくのは、花の美しさだけではありません。
ガラスという器が、こんなにも空間を軽くするのだということ。水を含んだ透明なかたまりが、光を受け、影を落とし、花と一緒に“空気”まで整えてくれているということ。グラスは、飲みもののためだけのものではない。ゴブレットも、タンブラーも、ほんの少し視点を変えるだけで、暮らしの中の小さな花器として季節を迎えることができる。そう思えたことが、今回いちばんの発見でした。
もし、お気に入りのグラスがひとつあれば。その揺らぎの中に、春の花をひと枝。それだけで、部屋の景色は確かに変わります。花を飾るためにグラスを選ぶ。そんな逆転の発想も、きっと楽しい。この春は、ハンドメイドグラスで様々な花を迎えようと思います。