私は普段、飲食店様にむけて営業しているのですが、
高級ホテルや旅館のお客様にご購入頂いている
この「銀彩シリーズ」を家でも使いこなしてみたいなと思っていました。
![](/studiom/files/20180710/105191_1.jpg)
内側の銀色と外側の黒のコントラストがとても美しい「銀彩」シリーズの器。
モノトーンでシックな色合いですが、
ざらっとした質感が温かみのある印象も与えてくれます。
そもそも銀彩とは、銀を使って装飾を施す技法のことを示します。
この「銀彩」シリーズの器は純度の高い銀を使用しています!
(だからちょとお高いんです…。)
また、純度の高い銀を使用している銀彩の器は、銀食器と同様に色や艶の変化が起きます。
永く使用すると器に「あじ」がでるんです!(上側が長年愛用された器。)
なぜかというと、空気中や食品の硫黄分と反応し、
硫化が起こり黄色や黒に変色するからです。
その色の変化を使い込んだ味わいとみて、愛用して欲しい器です。
黒ずんだ銀彩の器は「いぶし銀の味わい」と言って
新品の銀彩とはまた違った美しさを感じさせます。
「いぶし銀」は一見すると華やかさに欠けて見えるけど、
実際はとても実力や味わい(魅力)がある人の比喩表現としても使われるんですよ。
聞いたことはありましたか?
でもやっぱり銀彩の華やかさが好き!
という方もいらっしゃると思いますので、今回はお手入れの仕方をご紹介。
用意するものは塩とアルミホイル、器が沈むくらいの鍋と水。
鍋に塩と水をいれてます。そこに器を入れ、沸騰させて火を止めます。
![](/studiom/files/20180710/DSC_2%E3%81%82864%20%281%29.jpg)
アルミホイルでささっとなでるだけで黒ずみが落ちます!
※よく換気して行ってください。
![](/studiom/files/20180710/DSC_2e867.jpg)
「カ・イ・カ・ン...」
思わず漏れたこの言葉。みなさんも言ってしまうことでしょう。
![](/studiom/files/20180710/DSC_2868e.jpg)
どちらが使用済みの器かわからないほど、銀彩の華やかさがよみがえりました!
さて、銀彩の器の魅力やお手入れについてたっぷりお話してきましたが、
実際に家でも使えるのか?というのが肝心なところですよね。
高級な食材じゃないと器に負けちゃいそうで、
家庭で取り入れるのは難しいのかな…と思うかもしれませんが、
そんなことはありませんよ。
家では色々な料理を実際に盛り付けて、贅沢な気分を味わえたのでみなさんもぜひ!
まず、見た瞬間盛り付けたい!と思っていたのがわらびもち。
銀彩の華やかさが高級感をだしてくれて、ますますおいしそうにみえませんか?
(きなこかけすぎてわらびもちがみえませんが...。)
そして、家庭料理でもこの器を使えば
一気に雰囲気を盛り上げてくれるに違いない!と思って、
四方反皿と3分クッキングの料理本をにらめっこすること5分。
カニクリームコロッケに決定!単純に食べたかったので。
どうですか!
意外ときれいにできてませんか!
四方反皿はその名の通り端が反っていますが、
盛り面は平らなので盛り付けやすいですし、ソースもきれいに流すことが出来ます。
フレンチレストランのお店でも使われているこの器は、
モダンな雰囲気なので洋食との相性もばっちり。
続いて、トマトソースの赤が合うなと思って、
5寸鉢にはまるごとトマトのスープを盛り付けてみました。
![](/studiom/files/20180710/ED1D945F-D752-4310-BA4B-74B3E0FF28E6.jpeg)
究極シンプルな料理もお手のものです!
他にも煮物や冷や奴などのおかずを盛ったり、 お酒の時間にはおつまみを入れたりと大活躍してくれます!
スタイリッシュな印象でテーブルのアクセントにもなります。
ぜひ、皆さんもちょっと奮発して、お家で高級気分を味わいませんか?
気になった方はこちら「銀彩」