郷土料理は、各地域の産物を上手に活用して、
風土にあった食べ物として作られ、食べられてきました。
今はなかなか遠くへ出かけることは難しいかもしれないけれど、
日本の郷土料理をお家で作って、
マルミツポテリのうつわに盛り付けて、
その土地の魅力を感じてみませんか。

第36回

宮崎県

「冷や汁」

「冷や汁」は宮崎県を代表する郷土料理です。

かつては僧によって全国に広められましたが、温かい気候の宮崎県に

よく合ったため、郷土料理として根付いたと言われています。

県内でも地域や家庭によって冷や汁の作り方は様々ですが、基本はいりこや魚のすり身、炙った味噌、

、すりごま等を合わせたものをダシ汁でのばし、仕上げに豆腐・キュウリ・青じそを加え、冷えたご飯にかけて食べます。

今では夏にぴったりで栄養も取れる健康メニューとして広く食べられています。

その地域によって使う魚もアジ・トビウオ・カマスと様々、ダシ汁も魚の骨・昆布、

更に上にのせる野菜などのトッピングにも多くの種類が見られます。

今回はアジで挑戦します。

まずは焼いたアジのみをほぐし、すり鉢ですってなめらかにします。

それを味噌と一緒にフライパンで炙ります(グリルや直火で炙る方法もあります)。

一気に味噌の香ばしい匂いが広がります。

すり鉢に戻し、出汁を入れながらなめらかに整え、最後に豆腐と野菜を入れたら完成!

夏の栄養補給にぴったりな「冷や汁」は、メランジェボールLに盛り付けます。

明るい太陽のような黄色は、見ているだけで元気をもらえます。

器のアクセントになっている注ぎ口を使ってご飯にかけると、最後まで注ぎやすかったです。

ご飯を盛ったラヴィゴットのお花柄とも色味が合っていて可愛らしいですね。

2人分くらいかな?と思って作りましたが、さらさらっと1人で全て食べてしまいました。

作るのに少し手間はかかりますが、その分美味しくいただける、おすすめの郷土料理です!

ぜひおうちでお試しください。

宮崎県

キャッチフレーズは「日本のひなた宮崎県」。日照時間が長い地域で、冬場でも快晴日が多く、雪が降ることはほとんどありません。こういった気候は国内では珍しく、スポーツチームの冬のキャンプ地としても知られています。そんな環境からか、「てげてげ(適当に)」「いっちゃが(それでいいよ、気にしなくていいよ)」という方言に代表されるように、競争意識があまりなく、のんびりとしておおらかな風土です。農業での産出総額の順位は、毎年全国でひと桁台に入ります。温暖で日照時間の長い気候を活かし、特にマンゴーやキンカンは完熟にこだわっていることが特徴です。また漁業では近年ウナギの養殖も盛んに行なわれています。