郷土料理は、各地域の産物を上手に活用して、
風土にあった食べ物として作られ、食べられてきました。
今はなかなか遠くへ出かけることは難しいかもしれないけれど、
日本の郷土料理をお家で作って、
マルミツポテリのうつわに盛り付けて、
その土地の魅力を感じてみませんか。

第7回

福岡県

「水炊き」

福岡県の代表的な郷土料理のひとつが、博多水炊きです。

ぶつ切りの骨つき鶏を水からじっくり炊いた、

シンプルな鶏ガラ出汁を使います。

レユニール9号鍋でたっぷり作った出汁に、野菜を後から入れ、

鶏肉と一緒にポン酢でいただきます。

博多水炊きでは、野菜はキャベツが定番。

そして、具材を食べる前に、湯呑みにスープだけを入れて、

ネギとお塩、お好みで柚子胡椒を加えていただくのが、福岡流の味わい方。

長時間鶏を煮込んだスープは、とても濃厚です。

出汁が染み込んだ野菜も絶品でした。

鶏肉を煮込むだけで簡単に美味しいお鍋ができるので、

皆さんもぜひお家で博多水炊きを楽しんでみてください。

福岡県

福岡県の食文化の特徴の一つは、海外をルーツにしているものが多いことです。古くから「大陸への玄関口」だった福岡には、渡来人や遣唐使などがもたらす食文化が根付いていました。例えば、水炊きのルーツは中国の鶏のスープや洋風のコンソメだといわれています。外から入ってきたものを、うまくアレンジし自分たちの文化として取り入れ、今では美食の街と世界からも認められています。また、福岡は屋台の店舗数が、日本一。美味しいものが並ぶ屋台で、食べ歩きを楽しめます。